ビジュアル版 脳と心の地形図―思考・感情・意識の深淵に向かって
さまざまな障害や行動異常そして意識などを脳では、
どのような仕組みや状態になっているかを豊富な図を
用いて脳神経学的(?)に説明してくれています。
科学的分析により、ある程度私たちが自由意志と思
って疑うことさえしない状況に、実は必ずしもそうで
はないことを教えてくれます。
しかし、どうもそこまで読みやすいまたは、分かり
やすいという印象はありませんでした。あまりに、研
究結果の紹介が、淡々と書かれているところに親しみ
をいただけなかったのかもしれません。私の理解力、
脳のパフォーマンスにもかなり問題があるのだとはお
思いますが・・・。
純白の条件 (B‐PRINCE文庫)
(あらすじ)
高校生・羽根は、幼馴染の精悍な生徒会長・日夏の事が大好き。だけど、いつも彼は意地悪で冷たい。その原因は羽根と日夏の兄・冬月が付き合っていると、日夏が誤解している事で?実は、羽根の身体には『秘密』があり、その治療のため医者である冬月の元に通っているのだ。しかし、羽根が冬月に抱かれていると思い違いをした日夏の心には、激しい嫉妬が芽生え…羽根を押し倒して!?
一種の両性具有ものです。
雪代鞠絵さんは「傷ついた魂の、幸薄い健気受け」「切なさ」を書かせたらBL界広しと言えど右に出るものは少ないと思うのですが、今回もそこはしっかりと押さえてくれています。
この日夏(攻め)が、兄・冬月へのコンプレックスもあり、羽根(受け)に冷たくしているのだけど。羽根の秘密と、大好きな羽根がまだ誰にも汚されていない事を知って、放たれた様にケダモノになっちゃうんですね。この突進っぷりが青い若者らしくて、とっても良いんですよねー。あんだけ冷たくしてたのに、もう羽根しか目に入ってなく、大突進です(笑)。
日夏は、兄・冬月から必死で羽根を守ろうと、彼なりに必死に頑張る。そういうトコも良いキャラでした。
主人公の羽根も、幸薄い健気な受けなんだけど、芯は強くて日夏を守ろうとするんですよね。好感がもてる子でした。外見はまんま女の子で女装だって似合ってます。
私は、受けでも女の子っぽいイラストの高校生男児はちょっと抵抗があるのですが、今回のこの羽根はその理由があるので全く違和感無く読めました。
雑誌掲載分に加え、書き下ろしで2人のラブラブ幸せ後日短編がのっています。