たったひとつの恋 DVD-BOX
ドラマが終わって何年も経っていますが、ずっと気になってはいて先月ようやく購入しました。
当初はそれ程興味もなく10代だったからかあまり共感もせずにぼんやりとしか観ていませんでした。
だからか今になって観てみるとこの世界観にグイグイ引き込まれてどっぷりハマっている自分がいました。
続きを観たいけど観たら終わってしまう‥そう思うとなかなか最後のDISKが観れずにいたぐらいです。
そして最後のDISKはずっと泣きっぱなしでした笑
横浜の街が好きなのもあって景色や光がとても綺麗で綾瀬さんがとても可愛くて亀梨君も格好よくて、映像だけでもウットリしてしまいました!!
ストーリーはありきたりといってしまえばそうかもしれませんが、ストレートだからこそ人の胸に響き、忘れかけていた恋する喜び、悲しみ、切なさ、はかなさ‥を思い出させてくれるのだと思います。
まっすぐで純粋な主人公達の台詞が胸に刺さったり共感したりする度、自分自身を見つめ返すきっかけにもなり、私の中で大きなドラマになりました。
そして本も購入したのでまたひと恋の世界に入ろうと思います!
KAT-TUN Live 海賊帆 [DVD]
最近KAT-TUNにはまって、DVDを購入しました。20才を過ぎてジャニーズ…と少し気がひけていたのですが、買って正解でした。
CDデビュー前でこれだけのライブができるなんて、正直驚きでした!さすがジャニーズ、さすがKAT-TUN!デビューからここまで人気がでているのも頷けました(^-^)
今までのジャニーズにはいないタイプ、ライブでもそれぞれの個性がよく発揮されていて、何度見ても本当に楽しめます。私は田口君のファンだったのですが、今では田中君や中丸君にもすっかりはまってしまいました(>_<)
カメラワークがちょっと…というシーンが多少ありましたが、ライブ自体は本当に良いですし、とくに、最近KAT-TUNのファンになった方には、ぜひ見てほしいですね!!
このDVDを見て、RealFace、SIGNAL…と見ていくと、KAT-TUNの成長がよくわかると思います。本当にオススメですよ!!
俺俺
朝日新聞の書評で紹介されており、面白そうだったので、私にしては珍しく日本語の最近の小説を読んでみた。日本語だと速い速い。1日で読んでしまった。
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ひょんなことから他人の携帯電話を手に入れた「俺」は、いたずら半分で携帯の持ち主の母を相手に振り込め詐欺まがいのことをしてしまう。すると、なぜかその「母」が「俺」のウチにやってきて、「俺」をあたかも自分の息子の様に扱い始める。一方で、「俺」の実家に住む母は、「俺」を他人扱いする。そして、そんな実家に居たのは紛れもない「俺」だった…。「俺」はその後、さらに第三の「俺」と出会い、「俺ら」はどんどんと増殖していく…。
これは、「空気を読む」ことを尊重し、他人と衝突することを避け、自らを押し殺して同調することが求められる現代社会に対して、「気づけば周りはみんな、自分と同じ人間(=俺)であふれてしまう」という警鐘を鳴らしているのであろう。荒唐無稽の設定でありながらも、細部の描写やセリフ回しの巧妙さが、恐ろしいまでのリアリティを醸し出しており、カフカ的なシューリアルな「不条理」が、恐ろしくも筆巧みに描きだされている。
こんなこと、あり得ないと理性ではわかってはいても、精神性の社会的現象としてのこの「人間だれも俺化」が理解できるがゆえに、なんとも言えない恐怖感に駆られる。自分は一体、どういう人間なのだろうかという根本的な問いかけとともに、心の深い部分に迫ってくる作品。
そして、この「俺」という一人称。この物語は「俺」という一人称でないと、どうにも成立しない。「私」でも「自分」でもない、「俺」。横柄なような、人を見下したような、自己中心的なような、「俺」という一人称を、実に巧みに利用しているところがとても面白い。
ひとつ、気になる点としては、「俺ら」が、自分がこんな人間になってしまったのは「親の育て方」に起因するところが大きいと結論づけている点。なんでもかんでも「親のせい」でいいのか?自分に原因はありはしないか?と問いかけたい。