明日に向って撃て! 2枚組特別編 [DVD]
ブッチ・キャシディ率いる列車強盗団。
彼らは荒野で最も恐れられ、かつ陽気なアンチ・ヒーローであった。
しかし、フロンティアの消滅、近代化・合理化の波が、彼らの生息圏を狭めてゆく。
ついに保安隊により壊滅した彼の一味。
そしてそこから、ブッチ、彼の右腕サンダンス・キッド、その愛人エッタ、3人の、時代からの逃避行が始まる…。
まず主演2人の演技ですね。
それに加えて、構成力が素晴らしく、飽きさせない造りとなっています。
しかし最大の魅力は、この作品が、相克する二つの魅力を同時に含んでいる点でしょう。
「滅びゆく老漢たちの哀愁」というテーマと、
「瑞々しい青春のきらめき」というテーマです。
まずこの作品は、次の時代:「明日」に生きられない男たちの最後の一矢という意味で、『明日に向って撃て!』…という題名が来ているのだと思います。
ストーリーとしても、そんな哀しい闘いの映画であります。
しかし、誉れ高い『雨にぬれても』のシーンを筆頭に、
男女三人が繰り広げる、若々しいロード・ムービーでもあるわけです。
特にラストシーンは、最もその融合が果たされており、あの最後の掛け合いは、物哀しい諦めの雰囲気を醸し出しつつ、
それでいて、「俺たちならどこへでも行けるさ!」といったような、なんとも若気に満ちた楽天さも感じられます。
僕は、この映画の時代を経てなお消えない魅力とは、そんなところにあるのでは?…などと思っています。
俺たちに明日はない [DVD]
この「俺たちに明日はない」は絶対一回は見ておくべき作品です。
年代的には古いですが、その古臭さを全く感じさせないくらい面白いです。
最後のボニーとクライドが多数の警官達と銃撃戦を繰り広げた末に銃弾の嵐を浴びて散っていくシーンはかなりインパクトあり!
明日に向かって撃て! ― オリジナル・サウンドトラック
「雨にぬれても」…この曲名、今となってはご存じない方が多数と思います。
ですがひとたび耳にすれば、ああこの曲か、と言っていただけること請け合いです。
この曲だけで、cdを買う価値があります。
もちろん、これ以外の曲も味わい深いのは言うまでもありません。
ジョジョの奇妙な冒険[Parte.5]黄金の風/明日に向かっ (SHUEISHA JUMP REMIX)
メローネ(ベイビーフェイス 物質変化のスタンド)とギアッチョ(ホワイトアルバム 超低低温のスタンド)が出てきます。
ベイビーフェイスは、クローンみたいなスタンドです。ジョルノの血からクローンで生まれます。母親もいます。面白い発想です。ジョルノ対クローンスタンドです。
ホワイトアルバムは、ミスタが命がけで戦うことになります。
5部ではミスタが結構戦いますが、セックスピストルズが今回もいい味出してます。
エンディングは面白いですよ。5部は要所要所で笑える場面があって好きです。
ムック本になるだけある戦いです。
ポール・ニューマン アメリカン・ドリーマーの栄光
「ハリウッドの反逆児」「ハリウッドの良心」「最後のハリウッド・スター」…。時代によって様々に評された彼だが、本書には一俳優に収まらない人間的な彼の魅力が事細かに記されている。
特に80年代の「評決」や「ハスラー2」以後の,いわゆる俳優としては晩年にも多くのページが割かれているのは、ファンにはうれしい限りだ。
俳優生活や作品の成立過程が書かれているのは当たり前だが、彼の出自であるニューマン一族の背景やスキャンダルを含めた私生活にも詳しいのが特徴である。彼が生涯にわたり愛したレースや慈善活動、また政治活動などまんべんなく記載がある。
私が今回意外に思ったことは、彼には孫が少ないことだ。一人息子が若くして死に、娘たちがなぜ自分のパートナーを選ばなかったのか、さまざまなことを考えさせられる。