特撮ソング史(ヒストリー)II
同時発売されたアニメソング史のほうがイマイチの選曲だったのに対し、この特撮ソング史は非常に頑張っていると思います
ただしやはり抜け落ちがあります
ファイヤーマン、流星人間ゾーン、アイアンキング、シルバー仮面等が入って無い!・・・これは痛すぎます(特にファイヤーマンとゾーン!)
同じコロムビアから出ている「スーパーヒーロー・クロニクル 特撮ヒーロー主題歌・挿入歌大全集」とどちらを選ぶか思案するところです(音質ではこちら、選曲値段では向こうでしょうか)
この手の特撮系オムニバスアルバムは選曲が全てです
そしてそこには避けて通れない1つの選択があります
それは「ウルトラマン」「仮面ライダー」の2大シリーズをどうするか、という事です
ヒストリーと銘打った以上入れないわけにはいかないでしょうが、この2大シリーズを入れてしまうとその主題歌だけでもCD2枚位は必要になってしまいます
しかし、このようなアルバムを購入しようとするファンなら、この2大シリーズの曲はすでに別のアルバムで持っていて必要ない、という人が結構多いでしょう
それよりも他の作品の曲を入れて欲しい、というのが正直なところではないでしょうか
もちろん「この2大シリーズを外すなんて」とか「持ってないぞ」という人もいらっしゃるでしょうから一概には言えないんですけどね
とはいえ音はなかなか良いですし、選曲もそんなに悪くはありません
こういうの初めて買うよ、って人には充分お勧めできる物だと思いますよ
(^^)
アニメソング史(ヒストリー)III
「欲しい曲もある・・・」
これがこのアルバムシリーズの収録曲を見た最初の正直な感想です
'1、2、3のシリーズすべて基本的に古いアニメソングばかりです
平成のアニメはもちろん、例えばドラゴンボールやエヴァンゲリオンなど90年代のアニメも入っていません
また、レーベルの問題なのかサンライズ系アニメ(サンライズの前身「創映社」時代は除く)は一切ありません・・・これは痛い!
若い人には聴いた事もない無い、作品の名前だけは知っている、という曲も多いでしょう
逆に誰でも知っているであろうハイジなども入っていますので初物ばっかりという事も無いと思います
しかし、これがある意味このアルバムの欠点でもあります
購入層のターゲットを絞り込めていないように感じます
コアなファン向けなのかビギナー向け(強いて言えばこちらでしょう)なのか・・・
ロボットアニメ、名作アニメ、スポコン物、ギャグ系等幅広く(結構マニアックな曲もあったりする)選曲されていますが、どれも物足りない
といって、満足できる選曲をしようとすれば2枚組みの3セットではとても足りないでしょう
こういうオムニバスアルバムがほとんど無かった頃なら良いんですが、これなら「テレビまんが主題歌の歩み」シリーズのほうを選んでしまいます
また、こういったアルバムを何枚も購入しているコアなファンだと半分くらいはかぶってしまうんじゃないでしょうか?
良い点としては基本的にオープニング、エンディング共に入っている事かな
たまたま持ってない作品の曲ばっかりだ、という人には素晴らしいセットです
総評として、コアなファンならフルセット買うのはためらわれるものですが、初めてアニメソングのオムニバスCDを購入する、という人には決して悪くはないと思います