西洋骨董洋菓子店 (3) (Wings comics)
ドラマ化をきっかけにこのマンガを手に取った方も多いのではないでしょうか。第1巻、2巻に引き続き、あいかわらず絶好調の第3巻。今回は物語の舞台である洋菓子店「アンティーク」がマスコミに注目され、天才パティシエ・小野のかつての男登場、そしてちーちゃんの意外な過去も・・・?!と盛りだくさんの内容です。オーナー橘や見習いのエイジもあいかわらずのいい男っぷり!
ただ一つ残念なのは、「思わず踊りたくなってしまう美味しさ!」と評される、これらのケーキやクロワッサンには一生お目にかかれないこと・・・。
西洋骨董洋菓子店 (4) (Wings comics)
よしながふみさんは、ほんと素晴らしい語り人だなあと、毎回感心してしまいますが、その中でもお気に入りだった『西洋骨董洋菓子店』。とうとう最終巻でございます。ドラマも嘘ついてたわけじゃないんだ!という、ちょっとかぶってしまったラストでしたが、面白さに変わりはなく。(でも、・・・ドラマのせいで失速してしまった感は否めませんし、こんな珠玉の巻なのに、ドラマのせいでケチつけられたわ!と思ってしまったのも事実・・・;ドラマはドラマで好きだったんですけど)バカ親子っぷりも、怪しいおぢさんも、才能ありすぎ君も、羨ましすぎる刑事さんたちも、傷心のパティシエ氏も、思わず「くくっ」と声に出てしまう可笑しさで。
そんななかにもジンワリがあって。なにより、橘の過去にもある決着がつきます。それを良しとするかは読まれる方次第でしょうが、あのシーンの、橘の独白が胸に刺さりました。・・・彼は答えを手に入れたのでしょうか?謎のままであったこと。思い出せなかったこと。交わらなかった線。あるいは、立つべき処を見つけられた人。見届けられたこと。
時の流れを物語るように少しずつ変わりながら、彼らの日常は続いて行きます。
美味なものほど最後の一口を惜しんでしまいますが、過ぎた時間を懐かしむように、これからも愛してやまないでしょう。
「アンティーク」の名に恥じぬ、珠玉の作品です。
アンティーク ~西洋骨董洋菓子店~ DVD-BOX
本当におもしろかった。ストーリーもキャストも最高です。タッキーが過去も今もかっこいい!「オルトロスの犬」を観て以来タッキーのファンになり、それ以来過去の作品が気になっていたところこの作品を見つけたのですが、高いなぁと思って買うのを迷っていました。が、在庫切れになりそうだったので思い切って購入!届いてからは、笑いあり、感動ありのこの作品のとりこになりました。ケーキも凄く色とりどりで美味しそうだし、この作品を観たらケーキが食べたくなります。個人的には8話が1番好きで、前半ではアンティークに取材が来て緊張しすぎて大失敗するアンティークの人々に笑わされ、後半ではエイジ(タッキー)の桃子(小雪さん)に対する優しさに感動させられました。
君が好き
相手の心にはこちらがどれだけ想っても決して入ることができない領域があること。相手を傷つけたり騙したり妬んだりして、その結果自分自身が汚れていってしまうこと。
こうした残酷な現実の中でそれでもやっぱり好きだという気持ちをすごく綺麗なメロディで表してくれている、そういう曲だと思いました。
名曲ですよ。
Life goes on
正直なところ、CHEMISTRYに関しては今まであまり興味はなく、
「歌は抜群に上手いけれどもCDを買いたいと思う程ではないなぁ」
という程度の認識でしか無かったのですが、偶然CDショップで
この最新シングルを聴いて、その場でCDを購入しました。
とにかく川畑氏の手掛けた表題曲が格好良くて痺れます。
流行のエレクトロサウンドを大胆に取り入れたアップテンポなこの曲は
PVも秀逸な出来で、モノクロな画面でCGや独特なカットを多用した
斬新な作りのビデオとなっています。
今回PVを手掛けたのは安室奈美恵「WHAT A FEELING」やYUKI「JOY」等の
PVを制作した中村剛氏とのこと。道理で個人的にもツボなわけです(笑)。
楽曲単体でも素晴らしいですが、PVが楽曲の魅力をさらに引き上げている
のは間違いないのではないでしょうか。
c/wとして収録されている堂珍氏の手掛けたヴァージョンも、滋味深い
アコースティックギターの音色と、絡み合う二人のヴォーカルが
魅力的なハーモニーを作り出す素敵なミドルバラードとなっています。
曲調的にもこれからの季節にピッタリで、こちらも十分メインに足る出来ですが、
あえてアップテンポver.をメインに据えた判断は大正解だと思います。
今回のシングル、自分のようにCHEMISTRYを「バラードデュオ」としか
認識してなかったリスナーは良い意味で裏切られたのではないでしょうか?
気が早いですが、次のシングル、そして次のアルバムが非常に楽しみです。
まずは過去のアルバムをデビュー作から順番に聞いていこうと思っています。
日々の楽しみがまた一つ増えました。