幻獣の國物語 全11巻セット (ソノラマコミック文庫)
12年に一度開く幻獣界の門を通り、両親の故郷、フィローンに来た夏芽。
しゃべる猫のラーオと夏芽は、家族とはなれて幻獣の国を観光旅行へ。
その矢先。侵略戦争に巻き込まれ、フィローンに帰れなくなる。
魔法もありファンタジーなのだが、空飛ぶ戦艦など、メカニックでカッコイイ。
登場人物もそれぞれ魅力的で、目が離せません。
早く弟二部が読みたいです。
県立御陀仏高校 1 完全版 (光文社ガールズコミック)
二十数年ぶりに続きが読めます。今から3巻が楽しみです。
久しぶりに読み返しましたが、絵柄、内容ともに古さを感じさせません。(多少時事ギャグがありますが)
初めての方にもおすすめです。
ただ、1巻はフラワーコミック版と大差ありません。
幻の第一話も作者の意向で収録されていません。同時収録の短編は御陀仏高校とは無関係です。それも個人的にはいまひとつ^^;
きれいな紙質で読めるのは嬉しいですが、前のをお持ちの方は3巻まで待ってもいいかも、とも思います。
小さなお茶会―完全版 (3)
小さなお茶会三巻目。可愛らしい猫夫婦「ぷりん」と「もっぷ」のお話です。
二猫(ふたり)の子猫「ぽぷり」も誕生。なんだかこの巻は、一二冊目とはすこうし雰囲気が違います。数学の塔のお話なんかは、何だか深い大人の味わい。
「ものわすれの蛇」のお話は、何となくミヒャエル・エンデの「はてしない物語」(単行本)の装丁を思わせます。
可愛らしさに少し渋みの加わった感じ、と言えば良いでしょうか。ホットミルクに一滴だけお酒を入れた、みたいな。どことなく大人のお味ですが、それがまた良い感じ。
ごけけ鳥の羽根のお話は、胸にぐっときました。そう言えば、塩味もちょっとだけ多めになったかな。
何にせよ面白いです。ほのぼのしたお話や、深いお話が読みたい人はぜひ。