レンタルマギカ 争乱の魔法使いたち (角川スニーカー文庫)
アストラルが昨日を取り戻すため、さらには未来を取り戻すため、
仕掛けた戦いが始まりました。
それぞれの胸に秘めた想いを前にこれからどうなるのか、
続きが読みたくなる展開です。
特に急に出てきた父親!何とかして!!
レンタルマギカ 死線の魔法使いたち (角川スニーカー文庫)
協会、螺旋なる蛇、アストラル、伊庭司、四つの思惑がうごめく中、文字通り死線の中で魔法使い達がしのぎをけずります。加熱する魔術合戦、動き出す第三陣、そして自らの信念と覚悟のもと禁断の一手をうつアディリシア、しかし特筆すべきはついに全ての始まりであるいつきが竜を見た日なにがおきたか明かされることでしょう。この真実はあまりにも衝撃でした。ずっと謎だった柏原大介が影崎になった理由、伊庭司失踪の目的、彼らの支払った代償を考えると涙なしには読めません。ついに終局へ向け各々が最後の戦いに挑もうとする今巻、まさにクライマックスにふさわしい一冊です。
ドラゴン桜式 大学数学入門ドリル 線形代数がわかる (KS理工学専門書)
抽象的な文字だけの説明では理解しにくい線形代数を具体的に例題で理解することができるよう解説してあります。練習問題も妥当なものであり、解説も詳しく載っているので「まずはこの一冊から 意味がわかる線形代数」も独学で学ぶのに適した本であると言える。
良く参考文献で推奨しているが読みづらい
「線型代数学」佐武 一郎
「線型代数入門」齋藤 正彦
「線形代数の世界」斎藤毅をよむ時に多いに役く立てよう。
さすが講談社の編集者はすばらしい、ポイントや重要な事柄は大文字で強調するなど、しかも
1項目ごとの解説で区切りをつけている。
以下の講談社の本も私は絶賛したい
「なっとくする複素関数」
「今日から使える複素関数」
「今日から使える物理数学」
各諸先生がたの素晴らしい解説に思わず膝をたたいたことが何度もあります。
出来れば、リー群論や多様体、整数論、表現論、トポロジーなどもう少し高レベルの独学で学ぶのに適した本も切望します。
ひょうご懐かしの鉄道―廃線ノスタルジー (のじぎく文庫)
兵庫県限定の廃線本。地元地方紙の出版だけあって、いままであまりふれられなかったものまで網羅されていると思う。
しかも、鉄道がテーマの本であるが、新聞記者がまとめただけあって、単なる鉄道オタク本と一線を画する企画となった。いわゆる近代化遺産の視点である。その反面、若干、記述がいいかげんなところもあり、いくつかの小さな間違いをみつけている。
戦後混乱期の鉄道 阪急電鉄神戸線―京阪神急行電鉄のころ
これは、終戦直後の阪急神戸線系統各線の車両を多数収めた写真集です。当時の阪急は国策で京阪電気鉄道と合併をし、京阪神急行電鉄を名乗っていました(なお京阪は昭和24年に再分離します)。
カメラはおろか、終戦直後の物不足の中でフィルムの入手も容易ではなかったと推測される時代に撮影された写真が多く収録されており、名車と称された900系・920系など阪急の車両が終戦の直後にどのような状況で運用されていたかを、良く知ることができる貴重な資料だと思いました。
惜しむらくは、甲陽線に関しては終戦直後の写真が見つからなかったのか昭和50年代の写真となっていることですが、同線で当時用いられていた車両についての写真は別の路線に関するページに載せられているため、ある程度の補完はなされていると思いました。