カストロ、銅像なき権力者
著者の名前、十月(じゅうがつ)というのはペンネームだと思ったのだが、共産党員であり、「死ぬまでマルクス・レーニン主義者だった」父親が1917年の10月革命にちなんでつけた名前だそうだ。そんなことを聞くと、その昔の北朝鮮やソ連万歳記と対して変わらない内容かとも思ったのだが、読み進めるうちに(そういう傾向は多分にあるものの)、必ずしもそうでもないかという気になった。
文明化を擁護する時によく使われる言葉として「文明化を否定するのなら途上国の立場はどうなる。貧しい国は満足な医療も受けられずに死んでいく人々がいるのだ」というのあがある。(私もそうだ)
だが、医療先進国キューバにおいてはそんな科白はあたらないようだ。
なるほど、ウェイターの態度は悪く、飯はまずいら!しいがここで描かれるキューバの人々はとにかく明るい!人々は幸せらしい。
治安もよいし、若い女の子が実に気軽にヒッチハイクしている姿も描かれるし、女性といえばキューバにおける女性進出はめざましいらしい。技術者の65%、医学生の3分の2は女性なのだそうだ。
そうそう、戸井は、その土地の良し悪しを判断する規範として野良犬が幸せそうかどうかというのを持っているという。キューバの野良犬は幸せそうだったそうだ。(確かに野犬というのは普通食われたり捕獲されたりひき殺されたりするものだ)
本書で描かれるキューバの姿を見てこそ、初めて「ふむ、貧しくとも心が豊かならそれでもいいか」というありきたりな科白も生きてこようというもの。
著者は「キューバは旅するに値する国である」と?うが、一度は行ってみたいと思った。
だとすると本書のデキは悪くないということなのだろう。
連合艦隊司令長官 山本五十六の大罪―亡国の帝国海軍と太平洋戦争の真像
「山本五十六の大罪」という書名が残念だ。“山本五十六個人にはあまり興味ない”と本書を手にしない人も多いだろうからだ(海軍善玉論を否定する本も既にいくつか出ているから)。
山本五十六論は本書の一部に過ぎず、本書は近代において日本を毒した共産主義全般を断罪していることに価値がある。書名を少なくとも『共産主義の大罪』とした方が、多くの人が手にしたことだろう。
「GHQ占領下の弊害」を訴えるのが、保守派論客の常識となっているが、本著で著者は、盧溝橋以前の昭和初期において、日本の学界、言論界、軍部、世論が既に共産主義に毒されていたことを淵源と指摘することが極めて画期的だ。
近代史における個人的興味は「共産主義・左翼陣営の暗躍」に絞られているので、こうした書を記せるのは著者や中西輝政氏以外にないと思われる。
著者の言論は保守派の言論人ですら、時に「極端すぎる」と躊躇されがちである。もちろん、それが著者の魅力であり、多くの支持者を得ていて、個人的にも痛快で多くの著書を愛読しているが、ただ、「思想」論で左翼を徹底的に「極端」に断罪するのはともかく、史観で極端なのは、時に説得力を失いかねないと危惧してしまう。
また、あえて指摘するなら、西尾幹二氏を「反米派」と簡単に斬ってしまう点が気にかかる。弁護するなら、西尾氏はアメリカの「左翼」的な政策であるグローバリズムによって、日本に内政干渉し史観を強要する点、またアメリカ版「世界革命」とも言える政策などにおいて「反米」的であるに過ぎない。「大東亜戦争肯定論」とは「東京裁判史観」否定に過ぎないのではないか。日本が共産主義に毒されていたように、アメリカなども共産主義に毒されていた。
また、戦前の某右翼団体の主張「資本主義もまた日本主義ならず」を批判しているが、これは正しいと思う。資本主義は日本主義ではない。もちろん、「故に反対して」と社会主義・共産主義を目指すのは論外であるが、著者が親「英米」「資本主義」をあまりに強調しすぎると、一般の人に「保守派=アメリカ追従者」という印象を与えかねない。
保守派とは、やはり、日本の歴史・伝統の継承者であらねばならないでしょう。
懐かしき学校の思い出 二宮金次郎根付ストラップ(黄銅色)
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キューティーハニー (2) (中公文庫―コミック版)
キューティーハニー(本名 如月ハニー)は、天才科学者・如月博士が産んだ超精巧アンドロイド。
感情も持ち、身体のつくりも人間と同じ、つまりほとんど人間同様。
しかも嬉しいことに、グラマー美女ときてるのだから、男性読者にはたまらない!(笑)
如月博士を殺したパンサークローなる悪の組織と戦う、というのが一応物語の設定です。
しかし、話の設定云々より、とにかくこの漫画の魅力は、
セクシーなコスチュームで闘うグラマー美女・ハニーの魅力につきるでしょう!!
(胸のハートマークからオッパイが見え隠れするというコスチュームが、なんともいえずエロティック)
物語は、1巻から2巻の途中までは、比較的シリアスな展開で進みますが。ドラゴンパンサーとの死闘を境に、
突如、半分ギャグ漫画路線になっていきます
*私は永井豪の大ファンですが、この漫画は、初めはシリアスに書こうとした永井先生が、
後半は我慢しきれなくなって、エッチギャグ路線にはしってしまっただけだと思います。
少なくともドラゴンパンサーとの死闘・親友の死の場面までは、シリアスな漫画なので・・・
他のレビュアーさんが書いている「噴水のシーン」は、ギャグタッチになってきたこの2巻の後半にでてくるエピソードです。
噴水でブロンズ像にふんしたハニーの裸体を、団兵衛と順平がなでまわし、ハニーがあえぎ・悶えるシーンや、
入浴中のハニーを団兵衛と順平親子が覗き見するシーン
そして、スッポンポンのハニーが、浮浪者を襲い弁当を奪うシーン!
(ハニーはエネルギーを失うとスッポンポンになってしまうという、素晴らしく嬉しい設定のため
正義の味方でありながら、浮浪者の弁当を奪ってエネルギーを補給するのだ 笑)
敵の親玉・シスタージルとの死闘のシーンでさえ、ハニーのヌードを見たジルが興奮して、「私ってレズっけあったのかしら?」
と、つぶやくなど、後半はかなりギャグタッチ路線が強いです。
ちなみに、ヌードシーンが少ない前半も、実はエロティックな場面がたくさんあります。。
それは、セクシーなコスチュームで闘うハニーが、パンサークローの怪人と戦いながら、悶え苦しむシーン
シスタージルに、ムチで苦しめられるシーン
あるいは、手足を巨木に釘さしにされ、悲鳴をあげるシーン等々。(このシーンはこの2巻にあります)
闘う美女の苦しむ姿がエロティックなのは、自明の理
(ユーチューブでも、可愛い女子プロレスラーが苦しむ映像は、例外なく評価が高い!! 笑)
子供心に私は、後半のヌードシーンもそうですが、前半の死闘シーンも、いつも胸をドキドキさせながら読んでいました。
(読んでいたというより、ハニーのセクシーな姿を、興奮してながめてたという表現のほうがあってるかも)
この漫画は1にも2にも、ストーリー自体の魅力もさることながら、
キューティーハニーという、グラマー美女の魅力につきるといってよい漫画です。
悪と戦う、正義のヒロインでありながら、エッチでセクシーなシーン満載!!
少年のあこがれを!ドキドキ興奮する想いを!!見事にたぎらせてくれた漫画です
ヒロインの姿がこれほどたくさん脳裏にやきついてる漫画は、数少ない・・・
ただし、話し自体は、永井先生お得意の(?)しりきれトンボなのが残念・・・
まあ、一応ひとつの流れは終了してますが、もうちょっと連載を続けて欲しかったのは、自分だけでしょうか?
なので、★4にしようか5にしようか迷いましたが、やっぱり5にしました
ちなみに、後年SPAで連載された「新キューティーハニー」は、私は何の魅力も感じません。
絵柄もよくないし、物語もつまらない 正直描くのはやめて欲しかった・・・
キューティーハニーという「闘う美女」が、永遠のオーラを放ってるのは、なんといっても、この元祖キューティーハニーです!!
とんがりボウシと魔法のお店 わくわく!あそび方ガイド
服や家具等の種類、値段などの細かい情報を知りたくて購入しましたが、そういう情報は一切載っていません。 ですが、クラスメイトやおまじないの一覧があるのはとても助かりました^^ お店をやっていく上でのコツも載っているので私みたいな初心者は買ってもいいんじゃないかなと思います。