散る散る、満ちる (ショコラノベルス)
凪良さん初の王道テンプレBL.
王道だけどしっかり読ませるところが、さすが凪良さんだという感じです。
受けさんがとにかくしっかりとして、性格もすごく良いので、応援しながら読んでいました。
その他の登場人物も魅力的だし、無駄がない!
登場人物にゲイが多いのは愛嬌と考えて、すごく楽しめる作品だと思います。
表紙も挿絵もとても良い感じで、作品にピッタリ。
小説ショコラに、SSが別冊付録でついているので、これもチェックです!
テレビアニメ スーパーヒストリー 20「あしながおじさん」~「燃えろアーサー 白馬の王子」
「大恐竜時代」「森の陽気な小人たち ベルフィーとリルビット」
「メーテルリンクの青い鳥 チルチルミチルの冒険旅行」
が収録されています。
個人的には
「メーテルリンクの青い鳥 チルチルミチルの冒険旅行」
あまり上手に聞こえないんだけど
なんかお勧めです。
6月の雨の夜、チルチルミチルは
初めて聴いたとき、この作品の「こなれた感じ」が、ちょっと、「迫力」から遠ざかってしまっているように感じだ。
そのまま、時々聴くけど、ほとんど、聴き返さない、そんな風になってしまっていた。
でも、いくつかの曲が、時々、妙に聴きたくなって、「やぁ、久しぶり」という感じで、聴き返す。
普通そういう時、曲は、「待ってたんだよ」と主張するんだけど、このアルバムの曲は、どの曲も、そんな無粋な真似はしない。
ただ変わらないままで、そこにあり続けるだけだ。
変わったとすれば、聴き手の体の、浸透圧で、実はどんどん、無口なはずのこのアルバムの音楽が、体の中に浸透している。
「夕日は昇る」ほどのインパクトは無いが、ポカラやカンテ・グランデのような、手触りも無いが、しかし、この、時を経て胸にしみるしなやかさは、随一だろう。
この作品は、たくさん語っている。
たくさん語っているけど、言葉は、そこにあるだけなのだ。
そんな佇まいが、たまらなく好きだ。
青い鳥 (新潮文庫 メ-3-1)
ベーメ、そしてメーテルリンクは神秘主義詩人として有名な人です。
現在のヨーロッパでも、森やと殺される豚が会話するといった
擬人化された子供向けの作品が多数存在しますが、メーテルリンクは、
こうした、事象や自然に魂を吹き込むことがほんとうに上手です。
数々の旅の中でも、宿命を受けて生まれる子供たちの話は感動します。
「何かをなすために人は生まれる」という、この説話は、
プロテスタントの予定説に基づいています。
こどもたけではなく、教育に悩まれるおとうさん、おかあさん、人生の岐路にたった人たちにとっても心が温かくなることでしょう。
メーテルリンクの青い鳥 DVD-BOX チルチルミチルの冒険旅行
原作とは変更点はあるものの、丁寧に制作されているアニメです。
毎回違う挿入歌が使用されるという、音楽面でも非常に贅沢な作品となっています。
しかもステレオ録音です。
ミュージックビデオ的なシーンや、豪華な声優陣で楽しませてくれますが、
なんといっても美輪明宏さんの「夜の女王」の怪演が光っています。
悪の高笑いも最高です。
しかも挿入歌も1曲担当されているという豪華っぷり。
時には美しく、時には激しく恐ろしい夜の女王。
おそらく美輪さん以外には表現できなかったのではないでしょうか。
一聴・一見の価値ありです!
当時(30年前に)美輪さんにオファーをしたスタッフのセンスに脱帽します。