地獄のアリス 2 (愛蔵版コミックス)
世界最終戦争後のような世界。超一流の狙撃手だが、私生活は悲しいほど情けない主人公。すでに家族を失って久しく、マンガ・オタクで、近接戦で役立たず、幼少期から虐待され、生きるために人殺しもいとわず、友達はいない。そんな悲惨な生い立ちに悲壮感は微塵もなく、タフに見えながら、情緒不安定さはその辺の子供とかわらない。その歪みが魅力を醸し出している。
地獄のアリス 1 (愛蔵版コミックス)
個人的に前に連載していたフリージアをそこまで楽しめなかった自分ですが、この作品は楽しめました。驚くほどエンターテイメントしてます。
世界設定、濃いキャラクター、これからの伸びしろなど、とても期待が持てる作品だと思います。
特に主人公の「自分の世界なら最強、他の世界ならゴミ」という状況で彼はなにか変わるのか、変わらないのかなど次の巻が楽しみです。