新・米国公認会計士試験重点解説シリーズ 監査および証明 (新米国公認会計士試験-重点解説シリーズ-)
とても詳しく分かりやすいのですが、
2004年発行のため、ここ数年でかなり変わった監査基準に対応できていないのには
注意が必要です。
内容は星5つですが、情報が古いということで星2つ減点です。
妊娠・授乳とくすりQ&A (実践Q&Aシリーズ)
レビューが消されていたので再投稿します。
数名の方から、参考になるというご感想がありましたので。ありがとうございます。
メインは医療従事者向けですが一般の人間(私も)が読むにも、
それほど難解ではありません。
妊娠中の一般の薬(頭痛や風邪や市販薬・サプリメント等)についても書いてあります。
持病がある場合、妊娠と薬の相談を出来る専門的な場所は
とても少ないので、貴重な本だと思います。
妊娠する前から、また妊婦さんのいらっしゃるご家庭で一冊あったら
薬やサプリメントについて自分でも調べられるのでとてもいいと思います。
医療崩壊―「立ち去り型サボタージュ」とは何か
医療はあらゆる人に関わる重大な問題。最近の病院の閉鎖・縮小、開業ブームの背景が、これを読むと良く分かる。これらの医師のモラルだけでは済まされない問題があるだけに、どのような仕組みが良いのか、個々人が考える必要があると思う。底の浅いマスコミ、世論(主にマスコミ)に流される司法に引っ張られず、自分の頭で医療問題を考える。そのきっかけになる良書だと思います。
旬の味、だしの味
今はなき、関西割烹「つる壽」の店主さんの日本料理についての語りを、
料理ジャーナリストの平松洋子さんが聞き書きした、という本です。
平松さんが、この人に聞きたいと思って始まった連載だったとのことですが、
沢山の料理人をご存知の平松さんが、
この人にこそ、と思った、その気持ちが、本当によく分かります。
日本料理の四季折々の定番料理、あるいはお弁当、おせちといった行事毎の料理、材料や道具についてなど
作り手側の舞台裏や思い、位置づけなどが語られています。
作り手にはなれないし、レシピが載っている訳ではないけれど、
こちらを読むと、「味わい方」はぐんと変わります。
私は和食だったら椀ものが大好きで、椀物だけ食べたい!
なんて思っていたのですが、
お椀は日本料理の華だけど、ただおいしいだけじゃだめで、
「勝負のお椀」「さらっと逃げるお椀」があり、
全体の流れの中でどういう役割をさせるかが難しい、なんてくだりがあったり、
逆に、大して手の込んでない水菓子は別にいらないと思っていたら、
「最後まで全力投球されたら、お客様だって疲れてしまう」
「ごはんが終わった後、テーブルに何もないと、早くお帰りなさいみたいな感じでしょ?」
といったような気遣いがそこにはあったんだ、と分かったり。
これに限らず、食べ手として、浅はかだったなあ、
和食って奥が深いなあ、としみじみさせられる事満載でした。
で、そういった職人さんの話って、えてして説教調になりがちなんですが、
こちらはそういうのが一切ない。
一流の職人がもつ謙虚さ、真摯さ、
お客様第一の暖かな人柄、
昔の日本の出しゃばらない美学、ひきの洒脱さ、といったものが、
渾然一体となって、全体からにじみ出ていて、とても味わい深い。
グルメ本としても、もちろん実用的ですが、
それ以上に、例えば幸田文さんや茨木のり子さんの作品を読んだときのように、
しゃんとしようという気にさせられる、素敵な本です。
お店がすでにないのが、かえすがえすも残念です。
一度で良いから、この人の料理を食べてみたかったな。
読むだけでそんな思いにしてくれる本ってすごいと思います。
精神科医 隠された真実 (プレミア健康選書)
精神科医が挙げるこんな精神科はおかしい。
括弧内は私の感想です。
・多剤投与の精神科医。
・100人の精神科医のうち本当にまともな精神科医は2,3人。
・未だに精神分析療法が効果的だととおもっている精神科医。
(僕はかえって悪くすることがあり危険だと思います)
・風邪薬も、便秘薬も出せない精神科医。
精神科だけはぜひ、セカンドオピニオンを聞いてください。