獣神ライガー DVD-BOX I
獣神ライガーがとても好きだったので思い切って購入してみました。作品自体の内容も勿論の事、DVDBOXやインナーのジャケットデザインも素晴らしく買って良かったと思ったのですが…特典映像が同じものが何回も使われており、とても貧相に思えてなりません。どうせなら違う幾つもの映像が観たいのに…豪華な特典には期待しないで下さい。
PRO-WRESTLING NOAH Accomplish Our 3rd Navigation 7.16 大阪府立体育館 [DVD]
高山と小橋の絡みはヘビー級の迫力がある。ただし高山が真壁を立てたのか遠慮気味に見えた。もっと2人のぶつかりが見たかった。丸藤、KENTA対ライガー、村浜のジュニアの一戦は、ライガーと村浜のインタビューが面白い。村浜の試合後のインタビューは本当に悔しがっている。ライガーの暴れっぷりも面白い。
LEGEND THE PRO-WRESTLING 2011 名勝負数え歌 藤波辰爾vs長州力 [DVD]
バックドロップは本来ブリッジを使つて相手を投げる「投げ技」である。ジャンボ鶴田はこの「投げ技」バックドロップの名手で、「投げ技」バックドロップそのものが鶴田によつて完成型に到達したといつても過言ではなからう。ルー・テーズより鶴田のはうが技巧的にうへであるのも明らかだ。だが「投げ技」バックドロップが完成したとき、「投げ技」とは異なるバックドロップが生み出された。それが長州力の「衝撃系落下技」のバックドロップだ。時期的にはいずれも1980年代である。当時、長州のバックドロップは高角度バックドロップまたは垂直落下式バックドロップといはれてゐたやうに記憶する。だが長州のバックドロップはただ相手を持ち上げて落とすだけではない。長州は相手を最高位置に持ち上げたとき、すなはち位置エネルギーが極大となつたとき、相手に20度前後の右回転を加へて最適な体勢に持つていつたうへで落下に入り、相手をマットに叩きつける。いはゆる「捻りを加へたバックドロップ」だが、この右回転によつて最大の打撃を与へる落下速度と角度がコンスタントに得られる。またこの右回転があることによつて最初のホールドでの自由度が高まり、特定の方向から相手をホールドする必要がなくなつた。鶴田のやうな「投げ技」バックドロップは左後方から相手をホールドしなければ投げ切ることができないが、長州のバックドロップにはこの制約がない。相手の左後方から左側面、場合によつては左やや斜め前からのホールドでもバックドロップに入れる。これによつてさまざまな体勢、とりわけ防御を余儀なくされてゐる不利な体勢からでも、確実に威力のあるバックドロップが投げられるやうになつてゐる。長州力のバックドロップは最高位置での右回転といふ独自な操作によつて最強のバックドロップになつてゐるといへやう。いずれにせよ長州力によつて現在主流となつてゐる「衝撃系落下技」バックドロップの道が拓かれたのである。長州力の技は決して多くないが、このバックドロップのやうに従来の技とは一線を画し、威力が大幅に改善してゐる技が多い。長州は偉大なプロレスラーである。