Superfly・金城綾乃・秦基博楓秦基博モバイル

R

大橋トリオ、同時発売された２枚のオリジナルアルバム。
(製品番号上、こちらが後の盤になる)

「L」同様、この作品も大変バランスよくできた良盤である。

このアルバムも「ミニアルバム」に近い作品。
収録曲は10曲だが、その内5と7は１分強のインストゥルメンタルである。
そのため、CD全体の尺は40分程と長過ぎず、繰り返し聴くのにも適している。
(「曲が多いほど良い」という方には、前々作「I Got Rhythm？」や前作「NEWOLD」をおすすめする。)

また、その曲の内容だが、既発表曲と路線は変わらず、
相変わらずの柔らかい声で暖かい空間を提供してくれる。
切なくなるメロディーと柔らかな声は1曲目にして本領を発揮する。
３曲目は秦基博もデュエットに参加し、
前作から顕著になった魅力あるコラボレーションを感じることができる。
二人の声が良くマッチしており、聴いていてとても清々しい。
全体を通して、僅差だが、個人的には「L」よりも「R」の方が好みであった。
なお、CMソングにもなった10曲目の「Bing Bang」は「L」にも収録されている。
（CMで使用された音源は「L」に収録）

「L(エル)」と「R(アール)」。
英語の世界で、日本人がよく発音できないでいる代表的な二つの子音字。
空耳のように聞き流していると大差なく聞こえるが、
よく注意して聴いてみると、確かな違いがそこには存在する。
２つの盤はどちらも大橋トリオのアルバムだが、「似て非なるもの」なのである。

まずはどちらか１つでもいい。
是非手にとって聴いていただきたい。
大橋トリオはいつも変わらずに、あなたを笑顔で迎えてくれる。