仕事マンガ!―52作品から学ぶキャリアデザイン―
この本の筆者は、真のマンガ好きである。取り上げられるマンガは、メジャーとは言えないものが多い。また、一コマ一コマそしてその細部まで目を光らせ、暗に陽に描かれた、あるいは意図的にときに無意識に塗りこまれた働くことの意味を探し出す。一方、仕事をするということ働くということに関する本能的といってもいいような、筆者の覗き見精神がうかがえる。それらが、この本を他の労働関係の本と一線を画させている。この二つの対象に対してよほどの興味がなければ、マンガをここまで読み込めない。
キャリア・デザインという言葉が流行っている。文科省も学校も出版界も、ブームに乗ろうとしている。しかし、語られる言葉がどこか地に足がついていないという感じを否めない。多くの人が仕事において求めているのは、立身出世ではない。ほとんどの人はすでに一流企業に勤めることも、社長になることもあきらめている。給料は高いにこしたことはないが、日々頭を悩ませるのは家のローンや牛丼の値段である。求めているのはむしろ、職場における人との関わり方、気持ちの整理の仕方や心の持ちようである。
キャリア本の多くは、それらに応えない。中には、筆者が現実との接点を持っておらず関心も持っていないにも関わらず、学術業績を上げるために書かれたような労働関係の本もある。それらは、仕事との接合を感じられないことが多く、職場のにおいがしない。この本は、それらとは大きく異なる。また専門書によくある、高尚に見せようと化粧することにばかり精をだし必要な真理を伝えない図や式もあらわれない。エントリーシートや面接の仕方、資格の取り方や企業の選び方などのハウツーも一切語られない。ごく普通の人間の、いやどちらかといえば主流からはなれた人物を通して、仕事の意味、働くということの意味をかみ砕いて伝えてくれる。マイナーな仕事マンガという分野を取り上げながら、仕事を正面からとらえた書である。一時代を表した貴重な資料として、将来も折に触れて学問の世界にも取り上げられ続けるであろう。
CAとお呼びっ!―逆風客室乗務員 (2) (BIG SPIRITS COMICS)
他の雑誌で花津 ハナヨさんを知ったので、
ドラマ化をきっかけに購入してみました。
間の抜けた顔と、テンポの良いノリつっこみは
関西人なら大好きだと思います。
観月ありさでドラマ化されると言うけど、
実際読んでみたらイメージは観月ありさじゃないと思う。
菅野美穂か山田まりあがいいと思う。
同僚にはさとう珠緒か矢田ちゃん。あと小池栄子ちゃん。
いい線いってると思うけどな〜。
漫画のほうが絶対面白いです!
Do the Rock
前作が結構良かったこともあり今作は期待していましたが期待通りの良作だと思います(発売前に収録曲のタイトルだけを見て大丈夫かなと思ってたりしましたが)。「Hey you」「ポラリスピケトラ」「fly high」といったライブで盛り上がることは間違いないであろうノリの良い曲から、「聖なる夜の詩」「remember me」「花物語」「バス停小町」といった切なさと哀愁感漂う曲まで、非常にバラエティに富んだ内容となっています。特に前作で「ちょっと弱いな」と感じたバラード系はメロディ・歌唱ともにかなりパワーアップしています。
DVD・ジャケットも凝った内容になっていて良いです。ただ、16曲とかなり多めなのでそれゆえ聞きとおすと文子さんのボーカルが少しクドく聞こえてしまう点、また前作ほどではないですが一部の曲(「new year party」)にムラがあったり、歌詞がちょっと‥と思われる曲がある点は少々残念に思われました。ただ、それを差し引いてもなかなかの良作なので、ガールズロックバンドに興味がある方は一度聞いてみてください!
CAとお呼びっ! DVD-BOX
スチュワーデス物語の後で、CAのリアルな実態がドラマ化されたら面白いな、と思っていたのですが・・・
観月ありさ主演でナースのお仕事CA編になってしまいました。現状を見せる作品の狙いは嫌いでないので、もう少しシリアスさを強調した作風もありかな、と思ってみていました。話によって差がありました。
とはいえ、ベタな感想で言えば、ストーリーはともかく、見ていて楽しかった事も事実。やはり綺麗な女優さんが沢山出てくると見ているだけで幸せです。
西田尚美、香里奈、佐藤江梨子、川原亜矢子、安田美紗子、矢吹春奈、中山恵など豪華です。
谷原章介、沢村一樹もさぞかし幸せだったのでは・・・
グラビアドラマとして楽しかったので、星4つ
日本テレビ系水曜ドラマ「CAとお呼びっ!」o.s.t
音楽は映画テレビで売れっ子の大島ミチルさんです。
ライナーノーツで大島さん自身のコメントで「踊り出したくなるような曲」を作ったと言われていますが、
どの曲も、落ち込んだり、夢見心地になったり、酔っ払ったりと、
主人公の、山田さえの心情や行動をストレートに表現した曲ばかりなので、
聴いていると、山田さえになったような気分で、楽しくなって元気が出てきます。
曲によって、ブラスバンドジャズや、オークストラを自在にアレンジしています。
その中でも特に印象的な曲というと、"1. イカしたシゴト" ・・・ CAの楽しいけどプロである日常業務に流れる曲。
"3. 胸騒ぎの夏" ・・・ タイトルバック、山田さえ出勤時の威勢の良さが気持ち良い曲です。
"12. 宣言!" ・・・ クライマックスで流れるファンファーレ風の曲です。(少し「ごくせん」ぽい。)
ライナーノーツに番組内の写真が使われていないのは残念ですが、
かわりに、ANL(エアロ日本ライン)のロゴが数箇所デザインされていて、機体デザインもあり、ドラマの雰囲気を出しています。
また、大島さんの写真とプロフィールも載ってます。
大島さんは、映画「釣りバカ日誌」「模倣犯」「明日の記憶」「間宮兄弟」
そして『ゴジラ×メカゴジラ』!『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』!
テレビドラマ「ショムニ」「ごくせん」「レガッタ」『セーラームーン(実写版)』『魔弾戦記リュウケンドー』
NHK朝の連続テレビ小説「あすか」「純情きらり」アニメ『鋼の錬金術師』CM「リポビタンD」などなど、
最近の注目作を多数手がけられています。