ア・ライズ・オブ・アイブロウ(紙ジャケット仕様)
ピンク・フロイドの「原子心母」の生みの親が、ワンマン録音によって創り上げた67年発表の初ソロ作。ロジャー・ウォーターズとのコラボレーション作「ボディー」でも知られる前衛音楽家。
ブロウ・バイ・ブロウ
一介のギタリストとして遅ればせながら聴いてみた。
ギターのテクニック面の収穫を期待していたのだが、聴き終わってみるとドラムが強く印象に残った。
リチャード・ベイリーの叩くドラムはテクニカルであると同時に、最高にグループ感に溢れている。
これにジェフ・ベックの極上のトーンが絡むことで、独特の空気感が見事に構築されている。
素晴らしい。。。
超有名なジャケット共に一家に一枚、どうぞ!
フリー・ソウル・ウォーク
Suburbiaを主催する橋本徹氏によるFree Soulコンピシリーズの一つ"Walk"。割とサウンドやグルーヴ軽めな割りに、パンチのある楽曲が揃っている。シリーズの中でも、ニューウェイヴ的なロックテイストが結構強めに感じる作品。だけれど、"Walk"という名前が付いてるだけあって、かなり爽やか路線でもある。インパクトとしては他のコンピに比べると低い気はするけれど、案外誰も知られていないような隠れた名曲も見つかる。
Free SoulではMelissa ManchesterのSupremesのカバーでもある"Bad Weather"なんかが結構記憶に残っているけれど、今作で収録されている、Leon Ware(少年期のMichael Jacksonが歌ったバージョン)の"I Wanna Be Where You Are"もかなり素晴らしい出来だ。Mr.Bigが歌って日本のハードロックファンにも有名な"Wild World"だけれど、このJose Feliciano版は絶対お薦めで、誰でも好きになる美しい楽曲だと思う。Doorsの名曲"Light My Fire"のThe Friends Of Distinctionバージョンは、これまで聴いてきたこの曲のカバーの中では特に気に入った一つ。
最後に、この中ではCM等で一番知られているだろう楽曲、Eurythmicsの"There Must Be An Angel"だけれど、この曲を実際今までちゃんと聴いた事が無かったんだけれど、間奏にStevie Wonderのハーモニカが挿入されていて、この演奏には鳥肌が立った。どれも気持ちよさが後に残る楽曲達だと思う。
神様のカルテ 1 (ビッグコミックス)
このマンガは小説が原作の本になります。
原作を読んでいないので比較対照は出来ませんが、とても人情味あふれる良い出来でした。
主人公は病院勤めの若い医者。彼の人間っぽい考え方と患者にとって必要なことは何か、出来ることはなにかと必死に考えてもがき、誠実な答えを出す様は目頭を熱くさせてくれました。
特に彼の発した「考える。治療法ではなく本人にどう話すのかを考える。」という言葉は末期の患者への医療の限界と医療に関わる人間の責任を重く感じる心に残る言葉でした。
そんな、彼の人間らしく真摯な仕事にこれからも期待したいです。