罪と罰(5) (アクションコミックス)
つい最近この漫画を手に取りましたが、短期間で一気に購入してしまいました。
「資格を持つ者には手段として殺しも許される」
という信条のもと、計画を上手く遂行する為の駆け引きというのは一見デスノートの月を思い起こさせるような気がしますが、この作品はむしろ主人公の簡単にはいかない、迷いや葛藤の部分を描いているのでしょう
人間の弱さ、というものを突き付けられるのは心が痛いものです
主人公の同級生である、親切で社交的な矢住が主人公に言い放つ言葉もなかなか強烈
自分を憐れむのがそんなに楽しいか?
バカバカしい!
小さなことをこねくり回してぐだぐだ悩んで可哀想な自分に酔っている人、実際は誰にも相手にされていないだけなのに、周りが馬鹿だから本当の自分の素晴らしさをわからないのだと見下して内に閉じ籠る奴に是非言ってやりたい台詞ではないですか
罪と罰7(アクションコミックス)
人間には良心というフィルターがあり、やってはいけない行動や行為をすると精神に反映される。このマンガは人間世界のルールを現代調のポップなタッチで描いている。あまりにもリアルな展開と描写に吐き気をもよおすほどである。人がやってはいけない行為をしてしまうと、その反映を感受性がうけ作用しだす。やってはいけない事を実行してしまった後にもよおす精神の痛み、辛さ、得体の知れない恐怖や吐き気を表現している。マンガだから視覚から入るためストーリーがわかりやすい。スゴいマンガが登場した。
罪と罰(10) (アクションコミックス)
原作の舞台をロシアから日本にかえて人間の本質を書ききった『罪と罰』の最終巻です。内容は読んで頂きたいので敢えて書きませんが原作と同じように魂の救済になってます。読んでよかった漫画でした。
映像化も決まったらしいですが慎重に扱ってほしいです。巻末の作者の後書きも読み応えありました
罪と罰(9) (アクションコミックス)
原作はずいぶん前に読みましが、「罪と罰」がこれほど現代日本とリンクする作品だとは思っても見ませんでした。
特に、漫画版作者によるオリジナルの解釈、独自の人物描写などは原作を凌ぐものです。
犯罪物エンターテインメントとしても秀逸の出来ですので、先が気になる性格の方はできれば一気読みがお勧めです。
ストーリーの進行上、大変胸の痛むエピソードがいくつか存在しますががんばって最後まで読んでください。最終感の発売が最も待ち遠しい作品です。
罪と罰(8) (アクションコミックス)
どうなるんだろう、と思ってしまいます。
弥勒は、原作に比べると、だいぶ元気に見えますし、
原作のような着地点につくのか、それともまったく別の道を歩むのか分からないあたりが
この漫画のうまいところであると思います。
各登場人物の思惑が見え隠れし、そろそろ終わりが近いですし、最後がどうなるのか非常に楽しみです。