ライヴ・アット・武道館
ポートノイが出したdrum-camヴァージョンの"Live at Budokan"によると、ヴォーカルのオーヴァーダブは"As I am"の一部のみだそうで、その部分は客が帰った後に録り直したそうです。あとは全くの手つかずというのだからすごいです。バンドは彼の歌やパフォーマンスに不満があったらしく、彼との話し合いを設け、それをオープンに受け入れたラブリエはヴォーカルレッスンを受け、体型やステージパフォーマンスに至るまで改めたとのこと。その結果が素晴らしい形であらわれたラブリエ最高のステージだと思います。ちなみにドラムの録り直しは"Solitary shell"後半の素早いフィルの部分だそうです。"As I am"冒頭のフィルのミスはあえてそのままにしたとのこと。
マイナス1つ星は選曲(あくまで個人的好みによるものです)、特に"Six degree-"の4曲を中途半端に演奏したところです。ポートノイ自身、後に取っておくべきだったと語っています(後に"Score"で通しで演奏)。
ホロウ・イヤーズ
EPと侮る無かれ!6曲で約40分のランニングタイムがあり、未発表1曲、LIVEも2曲と非常に充実した1枚です。
個人的にはLIVE演奏の『アナザー・ハンド(ザ・キリング・ハンド)』をラブリエのヴォーカルで聞けるという所に価値ありと思っています。
残念ながら、店頭在庫限りの状態のようですので、ファンの方は見つけたら即買いをお勧め致します。
Feeding the Wheel
ヤン・ハマー的な部分は同じキーボード奏者のデレク・シュリニアンと共通する部分も感じます。(ドリームシアターがデレクの次にジョーダン・ルーデスと組んだのもなんとなく解るような気がする・・・)
1THE VOICE ~ 2QUANTUM SOUPの流れはとても格好良いです。
とても落ち着いた感じのピアノのプレイもとても上手でセンスの良さを感じさせられます。(アルバムジャケットのセンスも良し)
また、このアルバムの参加ミュージシャンが豪華!テリー・ボジオにスティーブ・モーズ、ビリー・シーンにジョン・ぺトルーシ・・・と、恐るべしマグナカルタレーベル!
Road Home
2007年リリース・・・1枚では物足りない位、素晴らしいプログレカヴァーアルバム!!ジョーダンルーデスの音楽性を垣間見れる、素晴らしい出来ばえだと思います。ジェネシス・イエス・ジェントルジャイアント・ピアノメドレー(イエス〜ジェネシス〜キングクリムゾン〜イエス)・オリジナル・ELPと言う曲順です・・・ピアノメドレーのアレンジ能力は、本当才能を感じますね!!個人的にジェントルジャイアントははまらなかったバンドですが、ミュージシャンにとってはかなり影響・衝撃を受けるバンドみたい(変拍子バリバリ!)ですよね・・・この曲はアルバム「FREE HAND」だったと思うけど、凄いんですねきっと(まあ確かに、変態POPだよなあ!)。ドリームシアターでは聴けない音色がでてくるので、そう言った部分ではかなり楽しめる仕上がりですね。参加クレジットは、ニールモーズ(Vo)・キップウィンガー(Vo)・ニックデヴァージロ(Vo)・スティーヴンウィルソン(Vo)・マルコスフォーグリ(G)・エドウィン(G)・リッキーガルシア(G)・ロンサール(G)・ロッドモーゲンステイン(Dr)・・・ピアノメドレーでの「風に語りて」ではジョーダンがボーカルを一部取ってます。とにかく1曲目「DANCE ON A VOLCANO」で、私はノックアウトでした・・・第2弾もリリースして欲しい内容に仕上がっています!!因みに6曲目「TARKUS」は、約23分・・・ってフルカヴァーだよね、これ(驚)!!
アンコールズ、リジェンズ、アンド・パラドックス~トリビュート・トゥ・ザ・ミュージック・オブ・ELP
原曲とはかなりかけ離れていますが、ジョーダンルーデスが参加している、1曲目と6曲目が際立ってすばらしいと思います。キーボーディストにお薦めの一枚です。