ケルティック・ウーマン
もんくなしにおすすめの一枚です。
通勤の車の中で聴いています。特に帰るとき暗い夜の道を静かにこのCDを聴いていると、心に染みわたる。無理のない澄んだ声が素晴らしく、何度聞いても飽きることがない。
「ザ・ベスト・オブ・ケルティックウーマン」もとても素晴らしいCDだが、こちらはよりCDとしての統一感がある感じがします。かならずしもアンサンブルではないけれど、全体としてアンサンブルのような統一感があります。また、シンプルな伴奏が曲想にあっていて心の落ち着くいいCDだと思います。
祈り~You Raise Me Up
原曲はアイルランド/ノルウェー出身のミュージシャン、Secret Gardenが'02年に発表したオリジナルナンバー。日本語によって訳詩されたのは今作が初めてとなります。
私がこの歌を初めて耳にしたのは、トリノ五輪時に荒川静香さんが歌い上げたものになるのですが、当初その壮大な旋律にのせて、まさに時を越えて語りかけられるような、一種の普遍性さえ彷彿させられる思いに至ったメッセージを前にして、もっと古来より愛され続けてきた世界的な名曲の一つであったのではないかとばかり思っていたものですが、今回この素晴らしい作品が比較的最近発表された楽曲であることを知り、大いに感銘を覚えることとなった次第になります。
冒頭、心の内に宿した想い人の面影にふと問い掛ける姿や、厳しくも雄大な自然に静かに語りかけるそれは、今ある孤独も困難もすべてを内包するように、ひたすら優しく歌い上げられる。既に過ぎ去ってしまった輝かしい日々も、これからも背負い続けることとなる苦難も、すべてはまだ見ぬ明日へと続く。そこにあるのはまさに「希望」。迷いや不安を払拭するように、一気に舞い上がるような昇華をみせるサビは、立ち込める暗雲を天光が切り開くような情景が彷彿させられ、実に幻想的に感じました。
これだけの表現力を持った歌姫の存在だけでも圧巻しましたが、御徒町凧さんの訳詩がまったくもって素晴らしい。上記に挙げたような、口語体を取ったフレーズが本当に切なく、まるで女性が虚空に返りはしない問いを掛ける姿が思い浮かぶようで、それがまた涙腺が緩んでしまう心持がしました。
ヴァイオリンピース 「誰も寝てはならぬ/You Raise Me Up/他」 (ヴァイオリン・ピース〈ピアノ伴奏付〉)
「誰も寝てはならぬ」を弾きたくて購入しました。
ヴァイオリンパートは7thポジションまで出てきますが、それほど難しくはありません。
ピアノパートは初級者には厳しいです。
他の「You Raise Me Up」、「戦場のメリークリスマス」のヴァイオリンも難しくはないです。
値段も妥当だと感じました。
ピアノ連弾 上級 ラブ&バラード インデュオ ~ユーレイズミーアップ~ Lovin’You/めぐり逢い 他 全6曲
上級編となっていますが、印象的には中級です。上のパートと下のパートで難易度が若干異なります。
まずまずひきやすいけれど、それなりに派手に聞こえるので、結婚式にひくために購入しましたが
満足です。でも、もう少し難しくめりはりがあるともっとよいかなと思います。
ザ・グレイテスト・ジャーニー~ザ・ベスト・オブ・ケルティック・ウーマン~ [DVD]
同じタイトルのCDでは、リン・ヒラリーなどの新メンバーの歌が聴けるのでその映像版もあるものと期待していたのだが、DVDでは過去の「ケルティック・ウーマン」と「ニュー・ジャーニー」の映像がほぼそのまま使われているに過ぎない。曲と曲の流れは自然に作られているのでベストアルバムとしては良いかもしれないが、正直がっかりした。
おまけの約1時間のインタビュー集はとても良かった。ケルティック・ウーマンの生い立ちが初めて語られている。個性の異なる5人のメンバーがいかにして集められ、大成功を収めたかが語られている。新メンバーの二人もちょこっと出ている。