モーツァルト : フルート&ハープ協奏曲&クラリネット協奏曲
フランス的な典雅で暖かい音色は、ベームやカラヤン+フルオーケストラとはまた違った、趣味の良い名演だと思います。ランパルの華麗で、伸びやかなフルートが、オーケストラほどよく渡り合っていてます。クラリネット協奏曲は、クラリネット5重奏とともにモーツァルト没年に書かれた名曲であり、第2楽章の哀愁を帯びた旋律が印象的な名曲です。ランスロのクラリネットも優美で、「クラリネット協奏曲」と、「クラリネット5重奏」のカップリングでCDが出ないのか知らん、と思ってしまします。聴き手はドイツ系とくらべて、堅くなり過ぎず明るい初夏の日差しのような安心を覚えます。気付くと、CDが終わってったって感じでした。
パッヘルベルのカノン~バロック名曲集
私はパッヘルベルのカノンが大好きなのでその理由でこのアルバムを購入しました。
全曲収録曲が素晴らしく、1000円の出費でこんなにCLASSICが楽しめるのは幸せです。
少し、録音状態が気になるのもありましたが、それを差し引いても、文句無く満足です!
現在も愛され続ける魅力ある曲が詰まったアルバムだと思います。
シランクス~フルート名曲集
ランパルならではの、美しく純粋で表情豊かな、風格あふれる演奏です。こういった音楽を作れる奏者は今は残念ながら見当たりません。ただ単に聴くだけでも十分に楽しめますが、若いフルート吹きにこそ何度も聴き倒して音色・演奏すべてのお手本にしてほしい一枚です。私もフルートを習い始めたばかりですが、外に出歩くときの携帯プレーヤーに入れていつも聴いています。この演奏を残してくれたランパル氏に感謝するばかりです。
バッハ:ブランデンブルグ協奏曲
数あるブランデンブルグ協奏曲の中で、
群を抜いた伸びやかさがこのパイヤール室内管弦楽団の演奏には在る。
トランペットの艶やかな高音域、弦楽器の自由闊達な響き、
ことにジャン=ピエール・ランパルのフルートには、
どこかしら郷愁へと誘う美しさが存在する。