BEST MUSICAL(2)
1「君住む街で」(『マイ・フェア・レディ』)の浦井氏の中性的な声には驚かされました。一瞬宝塚のようなアルトが歌っている錯覚がし、たおやかで凛とした品格がその歌声に感じられるのです。そしてとても滑らかな歌声なので、この曲の優雅さを見事に表すようでした。今作で最もこの才能に出会えてよかったという収穫です。
浦井氏は一方7「オール・アイ・アスク・オブ・ユー」(『オペラ座の怪人』)で、女声と綺麗にシンクロする場面もみせています。線の細い剣持氏の繊細なこえに寄り添うそのトーンは、非常に優しく、女声をひきたてながら歌う紳士的な男の姿がみえてきます。その柔らかさ、しなやかな音の所作は、デュエットにおける男声のお手本ですね。そして男女が互いの良さを引き出し合いながらランデブしてゆく様子は、当に愛の輪郭を浮び上がらせます。目線が完全に重なり息の合ったハーモニーで、素晴らしいラヴソングですよ。最後の音なんか非常に美しく、感情的なテナーが多い今作の中で聴き所です。
他方、今作に多い爆発的な感情表現の中でも4「ホワイ・ゴット・ホワイ」(『ミス・サイゴン』)は注目どころ。石川氏の喉を気持ちよく解放しキープされたフォルテのロングトーンは胸を打ち聴き応えあります。勿論、物語の葛藤の末にゆきつく表現なので、段階的に盛りあがる一つ一つの表現がすばらしいんですよね。だから最後のロングトーンに怒濤の気持ちが伝わってくるようなのです。また転調した最初の第一声の響きなども、すばらしいものをきかせてくれます。
続く5「夜のボート」(『エリザベート』)の大人の渋さを醸す二人も素敵でした。シルビア氏のハスキーで深く、おおらかな海のようなピュアさに、戸井氏の低く甘美なこえがこれも紳士的に寄り添います。落ち着いた雰囲気と内省的な感情の高まりに魅せられるデュエットです。
大きな字だからスグ分かる! デジカメ入門 基本のキホン編 WindowsVista対応
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よくこの価格で出せたなあ・・・。