小池昌代 ランキング!

小池昌代 小池昌代詩集 (現代詩文庫)

小池昌代さんの1980年代から2000年代はじめまでの優れた仕事です。 小池昌代詩集 (現代詩文庫) 関連情報

小池昌代 恋愛詩集 (NHK出版新書 483)

アンソロジーなので物足りない感覚にもとらわれる。だがこれだけ多くの作家の作品を次々に読めるのは嬉しい。楽しくて思わず口角が上がる作品から、しっとりとした作品まで、また愛の形も様々であった。 恋愛詩集 (NHK出版新書 483) 関連情報

小池昌代 屋上への誘惑 (光文社文庫)

小池昌代さんのエッセイ集である。
90年代〜2001年まで時期的に、かなりばらつきがあり、テーマも統一されていない。どれも3ページから6ページほどの短いエッセイ。コラムという姿のものもあれば、書評みたいな恰好をしているものもある。詩が紹介されるものもある。

とにかく雑多である。それがとてもいい。
小池さんの詩が、深いところから来る言葉だとすれば、彼女のエッセイは、迂闊な自分をゆるしてくれそうな言葉が並んでいる。つまりは読みやすい。

彼女の詩は、理解されることを警戒している。これらのエッセイにはそれがない(と信じたい)。だから、安心して寝るまえに読める。

彼女の詩は、寝る前に読んだらたいへんなことになる(かもしれない)。寂しくなるから。本当はこれらのエッセイにもたくさんのサミシサが転がっている。でもそれはホオズキくらいの大きさなので、いくつでも食べられる。

よくわからないレヴューになってきたが、このエッセイは、やっぱり、小池昌代の作らしく、胸をきゅっと刺激した。 屋上への誘惑 (光文社文庫) 関連情報

小池昌代 短篇集

季刊の文芸誌、「モンキー・ビジネス」に掲載された作品を中心に、柴田元幸氏が編んだ短篇集。収録された作品もさることながら、クラフトエヴィング商會の美しい装丁で、所有することがうれしくなる本だった。

収録作品は次のとおり。

・クラフトエヴィング商會 「誰もが何か隠しごとを持っている、私と私の猿以外は」
・戌井昭人 「植木鉢」
・栗田有起 「「ぱこ」」
・石川美南 「物語集」
・Comes in Box 「朝の記憶」
・小池昌代 「箱」
・円城塔 「祖母の記憶」
・柴崎友香 「海沿いの道」
・小川洋子 「『物理の館物語』」

このうち、戌井昭人とComes in Boxの作品以外は、「モンキー・ビジネス」に掲載された作品ということなので、「モンキー・ビジネス」を創刊号以来全て読んでいる私にとっては既読の作品が多かったが、改めて、一冊の短篇集として出来上がった本は、素晴らしい出来だった。

特にお気に入りは、小川洋子の作品。『物理の館物語』という本、読んでみたい。

それにしても、残念なのは、突然の「モンキー・ビジネス」の休刊。たまたま今、その「最終刊」を読んでいるけど、非常に良質な小説を提供してくれていた。いつの日か、復活を願う。 短篇集 関連情報

小池昌代 通勤電車でよむ詩集 (生活人新書)

詩がファンタジーだとは思わなかった。
本書、偶然読むことになりましたが、
一気にページをめくりました。

詩のひとつひとつに情景が浮かびますが、
どこか現実から離れ、憧憬の対象となるイメージが連なります。
良質のファンタジーのようです。

また白紙を上手に使った挿絵がいいです。

お勧めです。 通勤電車でよむ詩集 (生活人新書) 関連情報



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