Handmade Gallery~The Best Works of NAOTO KINE~
TM NETWORKでのいわゆる「キネバラ(木根尚登作のバラード)」をはじめ、
彼の作り出す楽曲世界を今でも深く愛し、
ソングライターとしての能力に惚れ込んでいるのは僕だけではないだろう。
そんな木根ファンにとっては夢のような作品集。
TM時代やソロでの作品は比較的容易に入手できますが、
アイドルへの提供楽曲までも含め、ここまで網羅して聴ける機会はない。
個人的にはいっそ、TMやソロの曲は除外して、
提供曲に特化してくれてもよかったぐらい。
それにしても、活動の幅が本当に広いですね。
盟友・小室に全然負けてないじゃないですか。
どの曲でも、彼ならではキャッチーなメロディーが冴えてますね。
独特のメロディー展開のクセのようなものも垣間見えます。
でもそれがワンパターンではなく、聴き手を楽しませ、
かつ安心感を与えてくれるんですよね。
ソングライター木根尚登の軌跡をじっくり味わえる、集大成的な作品集です。
個人的なベストは…マニアックなところから選びたいところですが、
やっぱり「さくらの花の咲くころに」かな。
process“Y”
正直ボリュームは少なく感じます。
最後の二曲はおまけのボーナストラックみたいなもんだし、
そうすると残り9曲、うち2曲は短いインスト。
なんだかミニアルバムみたいです。
しかも曲の多くも以降のベスト「BEST SELECTION」に入ってるし、
それ以外の曲もあまりぱっとしない小粒なミディアムテンポが多いような感じ…
ただ一曲。「pinky doll」が入ってるから憎めないのです。
この一曲の存在が、このアルバムの価値を大きく上げてて、
これはベストにも入っておらず、このCDでしか聴けない曲で、
これがまたかっこいいトランスなのです。7分くらいある長い曲です。
浅倉大介にとっても、初めてトランスに手を出した曲だったような…
木村由姫ファンの多くの人が好きな一曲に挙げてるほどの曲です。
これを聴くだけでも手元に置いておかざるをえないCD。
First Season
ジャケット、アルバム曲、曲順ともにすべて良い仕上がりになっていると思います。
アルバム曲では3・7・8のミディアム系のナンバーがいいですし、
『Summer Rain』を最後にもってきたのもすごくいいと思います。
ジャケットも彼女の可愛らしい表情がたくさん見られるフォトブックみたいな感じなので、
大切にしたい1枚ですね。
Best Selection
なつかしーねー。。
90年代後期、TK時代も沈静化するなかで、エイベックスが発信してきた
J-POPのかたちを様々なかたがたが新たな解釈や付加価値を加えて、
新たなムーブメントづくりに躍起になっていた頃にデビューした彼女で
ありましたが。。
しかしプロデュースはTKの精神を受け継ぎ、彼を氏とい仰ぐ浅倉大祐!
なのでどこか、2、3番煎じな雰囲気もありつつ、どこか中途半端な
印象もあります。しかし全曲タイアップつきとゆートコロからも分かるとおり
どの曲もタイアップ向きで、耳障りの良いキャッチーなナンバーが目白押しで
ある。とくに代表曲となった「LOVE&JOY」はキャッチーでポップでアクティブな
キャンディーチューンだ!これを気に入った人なら全曲好める内容になっていると
思うので今すぐチェックを☆ 歌詞も曲調の雰囲気をガッツり表せる、すてきな
詞が多く、作詞家さんの柔軟性がうかがい知れます。
個人的なおすすめはッ。。
夏や青春という言葉がぴったりなアクティブチューン「deep sky heart」。
スポーツをするシーンなどには愛称抜群の元気なナンバーでっす。
乙女の日常を軽やかに歌った「happy make」
スリリングでドラマティックな恋愛模様を潔く歌い上げた「unbalance」
など、ダンサブルな楽曲をはじめ、意外にもバラードは佳曲ぞろいなので
この一枚でおなかイッパイ☆
楽曲のはなしばかりになってしまいましたが、もちろん木村由姫サンの歌声も
時に穏やかで、時に潔く、女性と女の子のハザマを自由に行き来できる柔軟性を
手に取るように感じることが出来て、大満足です。全体的に声が太く
安定しているのでスピーディーな楽曲でもあんしんして聴くことができます☆
風のうわさでは某雑誌のプレスをやっているらしいです。ちょっと淋しくも
なりますが、そんなときはあの頃の輝かしい日々の記録を
この一枚でチェックしてみて?