結成から39年経ち、遂にジェファスン・エアプレインの体系的なヒストリーDVDが登場!
はっきり言って日本での音楽誌等での評価はあまり高いとは言えないが、彼らは間違いなく60年代アメリカを代表するバンドと言って差し支えないだろう。
内容は最盛期のメンバーやマネージャーの現在のインタビューと66年から70年までの13曲のプロモクリップを挟み込んだ構成になっているが、画像・音質とも丁寧にリマスターされているので良好である。何よりもグレイトフルデッドと並ぶドラッグカルチャーを代表するバンドにも拘らず、メンバー全員が元気に存命中というのが驚きである。ポール・カントナーはじめ「老いてまだまだ盛ん」といったところが嬉しい。
圧巻なのが68年冬にゴダールによって撮影されたNYのビルの屋上でのルーフトップコンサート(もちろん警察沙汰に)。翌年のビートルズの“例”のコンサートはこのアイデアをパクったのではないかと思ってしまった。
メンバーのインタビューからは当時の時代状況はもちろんのこと、彼らの音楽がフォーク・ブルース・ジャズ等の多彩なバックグラウンドから生まれ独特のサウンドができたのだと分かり改めて感心してしまった。
本編はインタビューとプロモが一緒になっているが、プロモだけの再生も可能。またボーナスとして追加のインタビューが収録されている。残念なのが英語の字幕は無く、スペイン語と仏語のみ。だけど多少の英語の読解力があり、彼らのファンであれば問題は無いと思う。
最後に私自身はこの時代にはまだ生まれておらず、60年代を必要以上に美化してしまうきらいがあるけれど、アメリカの情勢がますます保守化している今だからこそ、この時代を改めて評価する時だと思う。
Fly Jefferson Airplane [DVD] [Import]
結成から39年経ち、遂にジェファスン・エアプレインの体系的なヒストリーDVDが登場!
はっきり言って日本での音楽誌等での評価はあまり高いとは言えないが、彼らは間違いなく60年代アメリカを代表するバンドと言って差し支えないだろう。
内容は最盛期のメンバーやマネージャーの現在のインタビューと66年から70年までの13曲のプロモクリップを挟み込んだ構成になっているが、画像・音質とも丁寧にリマスターされているので良好である。何よりもグレイトフルデッドと並ぶドラッグカルチャーを代表するバンドにも拘らず、メンバー全員が元気に存命中というのが驚きである。ポール・カントナーはじめ「老いてまだまだ盛ん」といったところが嬉しい。
圧巻なのが68年冬にゴダールによって撮影されたNYのビルの屋上でのルーフトップコンサート(もちろん警察沙汰に)。翌年のビートルズの“例”のコンサートはこのアイデアをパクったのではないかと思ってしまった。
メンバーのインタビューからは当時の時代状況はもちろんのこと、彼らの音楽がフォーク・ブルース・ジャズ等の多彩なバックグラウンドから生まれ独特のサウンドができたのだと分かり改めて感心してしまった。
本編はインタビューとプロモが一緒になっているが、プロモだけの再生も可能。またボーナスとして追加のインタビューが収録されている。残念なのが英語の字幕は無く、スペイン語と仏語のみ。だけど多少の英語の読解力があり、彼らのファンであれば問題は無いと思う。
最後に私自身はこの時代にはまだ生まれておらず、60年代を必要以上に美化してしまうきらいがあるけれど、アメリカの情勢がますます保守化している今だからこそ、この時代を改めて評価する時だと思う。