東京メトロをゆく (イカロス・ムック)
本書は東京メトロについて歴史や運用など様々な面から解説するものです。歴史を解説する上で日本で最初の地下鉄を含む東京メトロについて建設の歴史の部分は欠かせません。レビュー者は最初の地下鉄が銀座線で開削工事(溝を掘って蓋をする方法)で建設された位は知っていましたが、「ウルトラC級メトロ建設史」で解説される内容(工事上の事故を含む)はとても興味深いものでした。都市土木やトンネル工事に携わる土木技術者にも是非、読んでほしい内容です。また、「東京メトロを「動かす」」の章も地下鉄を支える裏方の仕事を垣間見る思いで興味深い内容です。
なお、本書で解説される地下工事から東京の地下について興味を興味をもたれたら、秋庭俊著『帝都東京・地下の謎86』(2005年、洋泉社)を手にされることをお勧めします。
プラレール 東京メトロ 半蔵門線&日比谷線ダブルセット
生産国はタイで、側面の塗装は綺麗なのですが、日比谷線の前面のライトの横の光っていない後尾灯の塗装が少々汚かったです。
それ以外はとてもよく、おすすめのできる商品です。
これでいいのか東京都足立区2 (地域批評シリーズ日本の特別地域 12)
前作が面白かったので今回も期待したのですが、さすがに二度目となるとネタが薄かったような・・・。
まあ足立区は前作からあんまり変わっていません。
たしかに小奇麗な若い夫婦は増えたけれど、新区民と旧区民は別に対立してませんよ。
ネタがないからと対立構図を無理につくるのはどうかと・・・。
あと足立区にジャージの人が多いのは土方や鳶の作業着の人が多いからで、その横で着飾ってみてもばかみたいというのはあります。
消防が優秀なのは東京都特別災害対策班「め組」が足立区にあるからで、そのへんもふれてほしかったです。
新区民と旧区民は別に対立してないけれど
夜11時過ぎくらいに北千住で集団ではしゃいでるアート系の学生さんはねえ・・・。
なんで風俗店の黒服の目の前でさわぐのか。
人のお商売の邪魔ですよ〜。あぶなっかしいです。
片足スタンドのオシャレ自転車の危険にふれてくれたのはうれしかったです。
あれはスピードが出るし、駐輪したとき不安定だし、一度倒れるとまわり全部ドミノ倒しだし、いいことないです。
今回もずけずけとありがとうございました。
次?はでるのかな?出るとすれば数年後でしょうが、またよろしくお願いします。
プラレール 東京メトロ 南北線&千代田線ダブルセット
昭和40年後半に「21世紀の電車」として登場した営団地下鉄(現・東京メトロ)千代田線6000系もそろそろ引退の話がささやかれるようになりました。実車が現役の内に記念にと思いこの製品を購入しました。
この製品は以前営団時代に販売された製品の、営団ロゴマークのモールドを止めてメトロのロゴのシールを貼り付け、ヘッドライト点灯化・テールランプの導光化など手を加えた物です。
しかし、ファンとしては今回発売に当たって以下の3点も是非とも修正して欲しかったと思います。
1.屋根上のクーラー。(現在全車冷房化されている)
2.側面のラインカラーの帯の表現。(製品は初期のFRP板貼り付けの表現がなされているが、現在の実車はフィルム貼り付け)
3.客室側面の寸法。
これでは6000系というよりも、まるで同線を走っているJR203系のように見えます。
6000系の前期型の窓はもっと天地方向の寸法が短く低い位置にあるはずです。
以上が「教育的価値」の星ふたつ減点理由です。
その他にも細かく見れば、
・運転室前面窓の小さい方が異様にくぼんでいる。
・9000系では表現しているアンチクライマーがない
などもありますが、その当たりは許容範囲内でしょう。
南北線9000系の方は、9000系というよりはむしろ、やはり千代田線に1編成だけある「06系」のように見えます。
いろいろ長々と書き綴りましたが、玩具として見た場合には丈夫で壊れにくく出来ており、お子さんが遊ばれるには文句なくよい製品だと思います。