NHK大河ドラマ 龍馬伝 完全版 DVD BOX2 (season2)
龍馬伝DVDBOX、シーズン2です。
まず☆3の評価にした経緯を説明します。
実は、シーズン2の最終局面までは非常に展開が凄かったです。
この第二部は土佐勤皇党と武市半平太(大森南朋)の栄光と没落を描き
平行して龍馬(福山雅治)と勝海舟(武田鉄矢)の邂逅と海軍操練所の青春の明るさ、
半平太にそそのかされて人切りの道に堕ちていく以蔵(佐藤健)、
そして、家臣東洋(田中泯)を殺した半平太に対する復讐を決行する容堂(近藤正臣)、
と、群像劇を思わせるような構成になっていました。
もう映像やテンションや演出が幕末の明るさと暗さを視覚的に表していて
見ているだけで酔えるような、フィルムノワールな映像と役者さんの名演技でした。
特に半平太に纏わる人間模様のドラマは素晴らしく、
半平太と龍馬、弥太郎(香川照之)、妻の富さん(奥貫薫)、そして以蔵、容堂とのやり取りは
映画を見ているかのような感動でした(特に一押しは21話「故郷の友よ」)。
14話から22話までの展開とドラマは文句の付け所がないです。
問題はここからです。
龍馬のドラマを中心に描くように、23話以降シフトしたのですが
どうもこの頃からドラマの構成が冗長になってきました。
否、半平太が投獄されて徐々に世界が狭まり、狂気に陥っていく(大森さん名演技!)・・・
半平太も以蔵もその罪ゆえに、死んで生まれ変わらなければ救われない悲哀・・・
そして囚われた以蔵の孤独と半平太への思慕もよかったのですが
龍馬のドラマがどうも停滞していたような気がします。
この頃には史実では亀山社中の前身も活動していたし、
他に中岡慎太郎や高杉晋作、池内蔵太くんあたりも第二部で少しでも登場させておけば、
第三部(もうどうしようもない・・・)のゴタゴタ感もなくなっていたでしょうに。
とにかく省略しても良いところをしつこく書き、なおかつ必要な部分を省略しているので
このしわ寄せが第三部に来ている状態です。作品としての成立も覚束無くなってきました。
福山さんの龍馬は熱演でとても素敵なのに、この展開では本当に勿体無いです、はい。
そして、ラストの半平太と容堂の決着が・・・最低。
否、半平太と容堂さんだけの二人だけの決着(歴史に残らない暗部として)なら
おそらくは感動できたし、ドラマとしての辻褄もあうのでしょうが
・・・ここに龍馬が介在してしまったのが本当に残念でした。
きちんとした別れは、京都で二人しているんですよ、改めて会う必然性はなかったのに・・・。
結局、半平太、容堂、以蔵を悪人にしたくなかった構成のヌルさと
龍馬の存在を介在させたおかげで、なんとも中途半端な結末になったのが本当に残念でした。
せめて、龍馬(最後、あれだけ心配していた以蔵を忘れているのが・・・)が最終局面に居なければ、
最後の半平太、以蔵、容堂のドラマの結末もかなり締まった展開になったのではないでしょうか。
ともあれ、武市半平太の結末は見事でした。
そして以蔵も史実とは違うのですが、史実よりも更に寂寥に満ちた無残さと哀しい結末でした。
ある意味・・・
第二部で私の中の龍馬伝(と、いうよりも土佐勤皇党伝になってしまった…)は終了しています。
第三部になってからは・・・もはやドラマとしての体を成していない。
ブザー・ビート ~崖っぷちのヒーロー~ DVD-BOX
テレビ放送は全話録画済なのでDVD BOXを購入するかどうか1年間悩みましたが、
やはり購入しました!
海のシーンやバスケのシーン、若者の恋愛には夏が似合いますね。
最近2回ほど見かえしました(^_^)v
現実離れした設定だったり最終回のまとめ方が雑だったり…
でも主役の二人の一生懸命さが爽やかで好感を持てたので結果オーライです。
夏休みに娘たちとワイワイキャーキャー見るにはもってこいですね!
おっぱいバレー (Linda BOOKS)
中学生といえば思春期真っ盛り、自分も中学時代はこんなんだったな〜と思わされます。
やる気のない部員、なにかにつけて屁理屈を言う、見返りがないと頑張らない、新任の顧問、他の部からバカにされている。
全てが合致するわけではありませんが、僕も高校時代にバレー部に所属しキャプテンを務めていました。
育夫たち三ヶ崎中学バレー部のような個性の強すぎる部員たちでとても苦労しました。
最初のころは部の評価もあまりよくなくてとても大変でした。
それでも地道な努力し、育夫たちのような快進撃は出来ませんでしたが県総体に出場できました。
キャプテンでセッターと共通点が多い育夫、部員たちに手を焼く寺嶋先生。
二人には共感できる部分が多かったのもあると思うのですがとても面白い話でした。
ところどころにクスッと笑えるところがありバレーが好き嫌いに関わらず楽しめます。
なんか、バレーボールがしたくなってきた。そんな気持ちにさせてくれます。
るろうに剣心 2 ~明治剣客浪漫譚~ (集英社文庫―コミック版)
剣心のライバルに一人である蒼紫、初登場の巻ですね。
武田観柳と御庭番衆との戦いですが、最後の方の話にはゾクリとくる部分と
切なさを強く感じる部分の二つがあって、
ここまで壮絶な話だったのか、と思ってビックリしました(;'Д`)
映画がこけない事を祈りつつ、次の巻の発売を待とうと思ってます。
3・4巻は2012年2月17日発売。
映画は2012年8月25日全国ロードショーです
るろうに剣心 1 ~明治剣客浪漫譚~ (集英社文庫―コミック版)
左ノ助との戦いの決着と恵登場までを描いた一巻。
読みきり時代の短編も載っていて、ちょっとお得な感じがありますね。
相変わらず抜群の面白さです。
連載当時、年齢一桁だった自分とは違った読み方ができて、
登場人物の新たな魅力を見つけ出せた気がします。
和月先生の漫画、再入門にオススメです。
若い世代にも読んで欲しいなヽ('ー`)ノ