肺が危ない! (集英社新書)
普段胃や肝臓の病気については耳にすることが多かったが肺にはあまり関心がなかった。しかし、ちょうど禁煙開始時に肺の機能について知りたいと思い手に取った。
内容は、肺の機能や構造について素人にも理解しやすいような書き振り。後半では肺の疾患について、呼吸できない苦しみを患者の声等を通じて切実に訴えている。やはり喫煙は将来大変な肺の疾患を招く可能性が高いようだ。
本書をしっかり読んだらタバコは止めようと思うに違いない。
やさしいCOPD(慢性閉塞性肺疾患)リハビリテーションの自己管理
COPDについて解りやすく説明され、エビデンスを明確に示してあり活用しやすい。初めて読んだひとでも十分に実践できるだけの内容である。運動療法や呼吸筋のストレッチの方法などがわかりやすく提示してある。また、るいそうなど栄養についても明記してあるため、自己管理の目安になり易い。しかし、排泄や睡眠など日常生活に関する記述がもう少しあると、患者や家族もさらに理解しやすいかもしれない。