ライヴ・アット・ラスト/ザ・シャーラタンズ [DVD]
2004年12月のBrixtonのライヴ映像。
やっと日本盤が発売されてうれしいです。
実際観に行ったのですが、新人バンドでは決して出せない味わいと、ベテランの域に達してるのにいつまでもマイペースなほのぼのとしたライヴが観客と一体化していて安心して楽しめました。
『Up At The Lake』中心にもちろん往年のヒット曲やおきまりの曲も揃えて、まさにベスト盤的。
映像で観た限りではほぼノーカットに近い状態で臨場感はたっぷり。
少し会場のセッティングとかバックステージのメンバーも映ってます。
おまけ?にライヴを振り返るメンバーのインタビューも必見です。
Amazing Charlatans
見ての通りカントリーですが、なぜかサイケデリックです。初めて聴くと「?」と思うかも知れませんが、3回くらい続けて聴いてるとはまります。空気と言うか、かなり独特です。音自体にそれほど特徴があるわけでもないのに。自然にこういう雰囲気が出せるのって、すごいです。
Simpatico
正直、驚きの1枚です。
シャーラタンズならもぉ何出しても安心!2・3年に1枚、そこそこのアルバム届けてくれればそれでいいや。大きな安定感、深い信頼。
それがいつしかマンネリ気味になっていたのも確か。
それなのに。
まさかシャーラタンズでこんなに興奮出来るなんて…!
緊迫感あるキーボードで幕を開ける「Blackened Blue Eyes」。ちょっとダーク、ねっとりグルーヴィーに高揚感!シャーラタンズらしい1曲です。
続く2曲目「N.Y.C」は、ニューウェイヴ・リヴァイバルに対するシャーラタンズからの回答!?今までのシャーラタンズにはありそうで無かったタイプ。エフェクトとリズムが面白いですね。
そしてムーディでメロウな5曲目「Muddy Ground」には胸締め付けられます。
8曲目「When The Light Go Out In London」の、いつかどこかで聴いたあのメロディ、昂ぶる開放感…あぁ(涙)。
今作の特徴として、レゲエやダブの要素が想像以上に効いています。
3、6、9曲目の様にまんまな曲(哀愁も良い!)から、リズム、はたまた残響などの音処理面で影響のある楽曲、加えてちょっとダークでデカダンな雰囲気といい、全体に統一感があります。アルバム通しての流れも秀逸で、1枚通して「一つの作品」と呼びたいです。
しかし何より、単純に曲が良いんですよね、今作は特に粒揃いです!
ラストの「Sunset and Vine」(インスト)の静謐なキラメキで締められるのもいいですね。
聴き込めば聴き込む程、ズブズブとハマリまくり。。。。
個人的には「Tellin' Stories」以来の「何度でも聴きたくなる」(実際もう何十回もかけてます)1枚です!
フォーエヴァー~ザ・シングルズ [DVD]
フリーの映像はあまり良いものが出回ってなかったのでこれはありがたいし心底見たかった。ちょっとミーハーだが本音を言うとポール・コゾフの映像を見たかったしあのライオン丸みたいな様相でレスポールを弾く姿を見ることが出来ただけでも嬉しいのだ!内容的にはスタジオや野外のライヴですごく客観的に見れば古さを感じさせるし特にどうってことないのだが私の様にブリティッシュブルースやレスポールが大好きでポール・コゾフも好きな者にはホントにたまらない映像です!買って良かったとしか言えない。
テリング・ストーリーズ
全曲シングル候補?、そこまで言う気はないが、「ウィズ・ノー・シューズ」「ノース・カントリー・ボーイ」「ハウ・ハイ」などを中心に非常に勢いのある曲が多く、おそらくシャーラタンズの作品のなかで一番カッコいいアルバム。