ファンタジックチルドレン 7 [DVD]
製作されたのが2004年で、今私がすべてを観終ってレビューを書いているのが2007年12月なのでおおよそ4年。
TV放送時は一回だけチラッと見かけただけで、これといって興味はありませんでした。
あーこの絵はあの「パルム」のなかむらたかしさんだな・・くらいで、まったく追いかけなかった作品だったのですが、なぜか最近再び触れる機会があったのです。
そして、ここアマゾンのみなさんのレビューを見てみますと、非常に好評価。
なんだか気になったので、一気に観てみる事にしました。
面白くて一気に観ちゃいました。
若干最後の方が詰まってしまって描ききれていないような気もしますが、アニメのTVシリーズものをこんなにわくわくしながら観たのは久しぶりでしたね。
この最終巻では新作映像として、5分間の「その後」がついています。新作といっても、ほぼ始めて見る私には、普通にストーリーの続きといった感じでしたが。
あれがあって良かったです。なんか救われた気がしますし、ああやはり真の主役たちはベフォールの子供たちなんだなと。
主人公っぽく登場したトーマと地球人代表チットがはたしてどうなったのか気になるといえば気になりますが、まあそのくらいモンモンとするところがあっても許せ・・・いやせめてチットのその後をチラッとだけでも見せてほしかったかもなぁ。
まあとにかく、総じてこの作品はとても面白い。
特に、DVDでまとめて一気に観れば一週間待つストレスも無く、ストーリーに入っていけるのでお勧めですよ。
Voyage
この曲は個々がその世界観を自由に想像し広げていけ、聞けば聞くほど引き込まれていく確かな魅力があります。
切なさと温かさが詰まった綺麗な旋律に癒されるばかりか、海の深さや宇宙空間のような広がりを思わせる、不思議な壮大さを感じられる一曲です。
買って損はないと思います。
パルムの樹 [DVD]
ファンをめっちゃ選ぶ作品ですが、私は見事にはまりました。
世界観が独特(多国籍な感じ)で、一見子供向けに見えるのに完璧に大人向けなこの作品、大好きです。みんなが楽しめる作品にしたかったと監督は申しているようですが、その点はちょっと違うのではないかなぁと思ってますが。
まぁ主人公が純粋なんだけれども無知すぎるせいか酷いことやたらやってますので、最初はびっくりしましたが。子供の怖さっていうのがよくでているなと思いました。しかし、そこの点で抵抗のある人が多いようですね。
セリフがやたら多いアニメーションが苦手な人には退屈映画になったようですが、私は鑑賞したとき酷ではなかったです。もしかしたらこの映画は押井守監督の作品が好きな人には勧められるかもしれませんね。この作品を好きになった人には押井監督の作品をお勧めします。
作画については申し分ないほどいいです。いうことありません。
あと、音楽ですね。こちら素晴らしいです。予告編を見たときから音楽に惹かれていましたが、本編でもやはりよかったです。この映画が気に食わなかった人も音楽はしっかり聞いてみてほしいですね。特にエンディングの部分はかなり印象的です。
なんかまとまりのないレビューですが思ったことを書き散らしました。
なかむら監督にはまたこんな感じの一見子供向けにみえるが大人向けな映画をまた作ってほしいです。
「ファンタジックチルドレン」O.S.T.「ギリシアからの贈りもの」
この音楽なくして、ファンタジックチルドレンは語れません。
美しいメロディ、音にアレンジ、どれをとっても「ただのサントラ」とは呼べない素晴らしい出来。
ファンタジックチルドレンを知らない人にも聴いてもらいたいCDですが、
知ってる人にこそ聴いてもらいたいと思いました。
特におすすめは「べフォールの子供たち」。
劇中に何度も使われている曲ですが、実は7分ほどあります。
彼らの立場、内面などをよく表していて、最後まで聴くと胸が締め付けられるような思いになります。