20世紀名人伝説 爆笑!!やすしきよし漫才大全集 VOL.1 [DVD]
やっぱり名人ですねぇ。
平成の今見てもめっちゃ笑えます。
冒頭にB&Bとセントルイスの漫才も1本ずつ収録されてますがあの2組ってあんなに滑舌悪かったかなぁ。
セントルイスなんて噛みまくりです。
それに比べてやすきよは早口でしゃべっても全然噛みません。
そしてM−1優勝した笑飯で有名になったWボケWツッコミは30年以上前にやすきよがすでにやってます。
それも見事な呼吸で!
個人的な好みもありますがあのレベルの漫才を復活させるにはまだ10年かかりますかね。
このシリーズ集めよう!
絶対達成する部下の育て方
今は部下などいない個人事業主だが、自分の中にある『部下』に対して大変キツイお言葉のオンパレードでグサグサ来る。
営業職を離れて数年経つが、その時にコレを読んでいれば…。社長の言葉にも、もっと耳を傾けて結果を残せたのではないかと…。色んな事を思い出させてくれた本です。
じゃりン子チエ 劇場版 [DVD]
とにかくアニメとは思えないような人情模様のお話が好きです。喜怒哀楽をすべて取り込みここまでストーリーの面白さを見せてくれるアニメは、他には無いでしょう。アニメだからと思って敬遠している人は騙されたと思って一回見てください。絶対にこの物語の面白さに魅了されますから。
このシリーズはTVと劇場版とあるのですが、劇場版は当時の漫才ブーム(いまのお笑いブームの原型)にのって声優をほとんどお笑い芸人で固めているのも話題になりました。そのせいでプロの声優さん(TVシリーズをみればその違いがわかります)と違い、確かに絵から声が浮くような違和感などがありますが、それも雰囲気として楽しみましょう。しかし、やすし、きよし師匠が猫の声なんてと思う人もいるでしょうが、小鉄、アントニオJrは主要猫キャラなので重要なのですよ(笑)。チエちゃん、テツの声に関しては、もう完璧にはまってます。これほどイメージに合った声はなかなかですよ。(TVシリーズもこの2人は変更無し)
長い長い原作漫画ですが、うまい具合に1本の映画に仕上げています。とにかく多くの人に、じゃりん子ワールドを知って欲しいですね。ぜひお勧めです。
吉本興業女マネージャー奮戦記「そんなアホな!」 (朝日文庫)
まだ「やすしきよし」が現役で漫才をやっている頃、まっちゃんこと松岡さん(著者の旧姓)は吉本興業に入社しました。まだ、女性マネージャーが珍しい時代です。先輩や仕事先の人からチヤホヤされながら新入社員生活をエンジョイしていた著者ですが、あのやすし師匠の担当になり、さんざん苦労させられながら成長していきます。
本書には、著者の成長の姿が驚くほど赤裸々につづられていました。どれくらい赤裸々かというと、この新入社員がイヤな女に描かれているのです。
入社したばかりの頃は、チヤホヤされることを当たり前のように感じる甘えた新人でした。少し仕事を覚えると、電話を切ったあと「この人、仕事する資格ないわ」と文句だけは一人前に。後輩が入社してくると、ロクに面倒も見ないで「今年の新入社員はまったく!」などと、他の会社の人にまでグチりまくります。
やなヤツですねー。
こんなヤツが後輩にいたら、こっちも感情的になって怒鳴りつけたりするかもしれません。
著者が偉いのは、その都度、少したってから反省して人間関係を改善していくところです。「やすしきよし」を育てた伝説の木村マネージャーからも信頼されるようになり、担当するタレントからも頼られるようになっていきました。
生き生きと成長していく著者がまぶしいくらいです。
とうとう、仕事をしながら酔っぱらっている横山やすしを涙ながらに殴ってしまう、という熱血マネージャーになりました。
まだ結婚退職が一般的だった時代のこと。ひと時の専業主婦生活を楽しんでいる著者の元に横山やすしの訃報が飛び込んできました。
著者の胸に去来するのは、「最後にもう一度会っておけばよかった」という後悔と、「落ちぶれた横山さんを見なくてよかった」という、相反する気持ちでした。
きっと、「やっさん」を語れるのは、木村政雄と「まっちゃん」だけなのでしょう。
じゃりン子チエ 劇場版 [Blu-ray]
この映画版も完成度が高かったと思います。
ヨシエが堅気で、テツが不可なくて、その間に立つチエが苦労します。
ほがらかなのが沢山と、さみしいのが少しなので、面白いです。
しかし、どこかで、子どもを働かせてどうするんだい、という惻隠の情が観客、読者に働かなくては人情モノを観ている意味はないでしょう。