サテュレーション・ポイント(飽和点)
元カーヴド・エアのヴァイオリニスト、ダリル・ウエイ率いるWolfのセカンドアルバムです。1973年の作品。
デビュー作「ウルフ」では、70年代初頭のよき時代を感じさせるプログレサウンドを披露した彼らですが、デビュー作からわずか数ヶ月というタイミングで発売された本作では、さらに掘り下げた音作りが聴かれます。また、前作でプロデューサーを担当したイアン・マクドナルドの名前はクレジットから消えた影響なのかは定かではありませんが、前作で大半を占めたボーカルナンバーは大幅に減少し、ジャズロックの香りが充満したインスト中心の「聴かせる楽曲」が増えているのが特徴です。
1曲目の「The Ache」こそ、70年代初頭特有のボーカル入りのアートロック風ですが、ほかの曲はメンバーそれぞれの技量を生かしたものが中心で、なかなか聴かせます。特に標題曲の「Saturation Point」では、リズム隊が作りだす変拍子の合間を縫って、ジョン・エサーリッジの超絶ギターが響き渡るあたりが最大の聴きどころに。のちにエサーリッジがソフト・マシーンに加入することも、ここでのプレイを聴くとなるほどと納得できると思います。
確かにいま改めて聴くと随所に時代を感じてしまいますが、当時のジャズロックシーンを語るうえでは、欠かすことのできない重要作品です。
ジャズロック度★★★★、テクニカル度★★★、歴史的重要度★★★★
ウォール街 (特別編) [DVD]
今年日本で公開された『ウォール・ストリート』の前作に当たるものだが、やはり父と息子の関係がクローズ・アップされている。
しかも、チャーリー・シーン(息子)とマーティン・シーン(父)は、実の親子でもあり、演技が生々しい。
実生活でもリベラル派であるマーティン・シーンが、チャラ男の息子に向かって「金は厄介だ。生きていく分だけあればいい」と言い放つセリフにはシビレる。
全体的な完成度の高さでは、断然『ウォール街』に軍配があがるのは否めない。
ゴードン・ゲッコー役のマイケル・ダグラスも、この作品でアカデミー賞主演男優賞を受賞している。
冒頭から若さと勢いに満ち溢れた、ヒューマン・ドラマである。
FINE -TV HITS and happy music-
しばらく音楽を聴いていなかった気がしますが、
気になって、買ってしまいました。
懐かしい&TVから聞こえてくる曲ばかりでとてもよかったです。
しばらくは車に載せたままになるかもしれません。
ドライブにはもってこいです。
Laughing Down Crying
15年ぶりのソロアルバム、Hall&Oatesでも「Do It For Love」以来8年ぶりとなるオリジナルアルバム!
本当、楽しみな新作だった訳で・・・、しかも期待以上の出来で嬉しい。
つい最近John Oatesの新譜もリリースされたけど、その作品も、よりルーツィになったOates流ロックを聴かせてくれている。
Daryl Hallの方も同じくフォーキーになってる、が、泥臭さ、土臭さは、まったく感じさせず、洗練された都会的なポップンソウルを創り上げている。
80年代のD&Hと、最近のフォークソウルとの絶妙なバランスのとり方が凄くセンス良いのだ。
すっきりとしたサウンドプロダクションと、まだまだ艶やかなボーカル、そして練り上げられた楽曲のレベルが素晴らしい。
Mickey Curryが数曲だけだけど参加しているのも、個人的には嬉しかったりする・・・。
良い作品!
新書判 未来は、えらべる! バシャール 本田健 (VOICE新書)
バシャールに関する本はこれが初めてですが、観念についての記述は非常に本質をついていて
びっくりしました。
ヴィパッサナー瞑想や、セドナメソッドに通じる部分があります。
また、ネガティブの統合や陰と陽に関する記述はジョンディマティーニ博士の「正負の法則」
に通じています。実際この著作の翻訳は本田健氏が担当されているのですが、質問の内容が
正負の法則を彷彿とさせるものが結構あります。
どの本が良いという事ではなく、相互に補完する関係にあると私はおもいます。
この本と、セドナメソッド、正負の法則、またセドナメソッドから割愛された法則発見に至るまでの
話「メソッド発見に至る自己探求の旅」(ググってください)
を何度も読んでみてください。
目から鱗が落ちること請け合いです。