Beyond the Gates
1STが比較的普通のデスメタルの音であったのに対しこの2NDは音質からして違うし、非常にプログレッシブな音になっていると思う。
このバンドはとにかくリフ!ありがちでなくオリジナリティのあるリフを作るのがとても上手なバンドである。
当時のSLAYERやMETALLICAが一目おいていたのはたぶん事実であり、触発される部分もあったであろう。
リフの格好よさとあとそのリフの展開のさせかたがね、これがまたとてもすごい。
タイトルトラックなんかはそのリフの展開のさせ方がいい形で結実したいい例。
今聞いてもいいアルバムだな〜とつくづく思う。
Seven Churches
はっきりいって今聴いても、プロダクションは最悪、リズムはもたつきまくりで現在発売したものであれば、間違いなく酷評の対象のものであることには間違いない。だだしオリジナル盤が発売されたのは1985年。デスメタルの元祖的貴重な存在のバンドなので、デス好きな人は一回しか聴かなくとも是非持っていて欲しい作品。たとえ演奏が下手でもこの時代に当時のスレイヤーにも勝るこのブラックさは驚きだ。これこそ本来のマニアックであるべきブラックメタルの姿かもしれない。ドラムは“素人ですか?”なみの酷さだが、ギターのテクニックとリフワークにはかなり光るものがあるので、それだけでも聴く価値あり。ギターだけの内容であれば、音が多少クリアーになり変則的リフを多用した2ndもお薦め。