サベイランス/監視〈特別編〉 [DVD]
ビルゲイツももしかしたらこんなことやっているのではないかと、思わず失礼なことを考えるほど、実在しそうな、けっしてフィクションではないような気にさせる内容。
最初の3分の一は青春サクセスストーリー、あとの3分の2がサスペンス。
コンピュータが重要な小道具になっている作品の場合、「キーボードをたたく手元」と「モニター画面のみのアップ」と「操作者となる役者の顔のアップ」のワンセットがじつに多い。ばらばらに撮影したあと、映像をつなげたことに間違いない。その際の役者とカメラワークを思うと、こういう作品では、役者は「顔のアップの表情」で語るべき内容が多く求められたにちがいない。若き俳優たちに、今後のさらなる活躍を期待する。
ティムロビンスの存在、大きいでしたね。
フルメタル・ジャケット [DVD]
この作品は、終始一貫“ザ・反戦”を打ち出した映画である。
反戦映画は珍しくもないが、話は軍人を養成するところから始まり、これが実態だとばかりに訴えかけてくるものがある。
そのため、ストーリーらしきものは希薄で、ドキュメンタリータッチの臨場感溢れる仕上がりになっている。
正直なところ、明るく陽気な作品とは程遠く、暗く陰鬱でまともに最後まで直視するのが苦しいほどだ。
だが、“戦争とは何ぞや”と自問自答した時、答えを導き出すバイブルとなるのが『フルメタル・ジャケット』であるような気がする。
キューブリック監督が、アメリカを痛烈に皮肉った反戦映画だ。
バトルガンM-16+狼よさらば/地獄のリベンジャー(初回生産限定) [DVD]
複雑なストーリーは抜きで派手な撃ち合いや爆破を堪能したいならバトルガンM―16がオススメ!
前作に続き、派手にやっております
また日本語吹き替えで納谷吾郎さんの声はザカライアスではなくネイサン・ホワイトでした…
イン・ザ・カット [DVD]
メグ・ライアンはキャンディス、ジャクリーヌ・ビセット共演の「ベスト・フレンド」(DVDなし)でキャンディスのわがままな娘を演じたのがデビューで昔から知ってる。ロブ・ライナー監督の「恋人たちの予感」が最高である。不幸にもこの当たり役のキュートなパブリック・イメージを打ち破る努力を怠ったため(「ドアーズ」ではヌードになり全くしなかったわけではない)40歳を過ぎしわも増えこの映画のような哀れなオールド・ミスになってしまった。この映画は原作、脚本、監督、製作(二コール・キッドマン)が女性だがどうもそれが裏目に。NYでデカと寝る女は商売女しかいない。「刑事」とは名ばかり犯罪者である。それがカレッジの先生(メグ・ライアン)が酒場で***させてるようなデカと寝るとはいかにご無沙汰でもリアリティがない。本来なら大好きなパンティ姿とお乳も年相応になり(「ドアーズ」では小さいがプリプリしてた)眼を伏せてしまった。キャメロン・ディアスはこの映画を見て演技の幅を広げるべきだ。メグ・ライアンとジョディ・フォスター(「臨死体験」にも登場)はニューヨーク大学卒とエール大演劇科卒の「学歴」の差がモロに出ている。根性も違う。女優さんという商売はなかなか難しい。
プロフェッショナル [DVD]
☆映画の舞台は1917年のメキシコ。アメリカ悪徳資本家の妻がメキシコ革命軍のリーダー、ジャック・パランスに誘拐される。資本家は爆破のプロ、バート・ランカスター、銃の名手リー・マーヴィン、馬の名人、ロバート・ライアン、そして弓と追跡のプロのウッディ・ストロードら4人のプロフェッショナルを雇う。命令を受けた4人は資本家の妻の救出とメキシコ革命軍を倒すべく敵の本拠地を目指して苦難の戦いが幕を開ける!。という、物語で監督は「冷血」や「エルマー・ガントリー」などの作品で知られるリチャード・ブルックス監督で、彼の演出はいつも堅苦しくまだるっこいのが特徴。今回も多少、展開的にぎこちない雰囲気だが、派手なアクション・シーンが山盛りにあり見せ場も派手な撃ち合いや爆破シーン、そして、西部劇ではお馴染みの馬術シーンも含めて相当な娯楽大活劇に作られております。依頼主であるアメリカ資本家が悪人で、雇われた4人達の性格も一人一人が風変わりな個性派揃いという設定もユニークで面白い。ラストも後味が良く、リチャード・ブルックス監督作品の中でも一番楽しめる硬派な見応え充分の快作であります!。