珠玉宴舞〈初回完全限定盤〉 [DVD]
今までの陰陽座のライブDVDは映像が粗かったが、今回は綺麗だった。
上手ギターの音が小さいのと、黒猫の声が不調っぽいのは残念だが、瞬火の安定した歌声やパフォーマンス、黒猫のパフォーマンスやMCの多さは◎
しかし上手ギターのことは本当に残念。
文明開華 葵座異聞録
とりあえずいいところ…声優さんが豪華。サクサク動く。それなりに雰囲気は好き。立ち絵の遠近法を使った動きはよかった。
他にもあると思うんですが、がっかり感ですべてが吹き飛びました。
もうね、シナリオが子供だましなんですよ。乙女ゲー愛好者の理解力をナメてんのか、ってくらい。
タイムスリップしました、ろくにキャラ説明もないまま、いきなり個人攻略って…。
事前に雑誌の付録のCDを聞いていたので、それに出ていた3人の性格はそれなりに把握してましたけど、予備知識のない人には、わけわかんないんじゃないかと思います。
主人公の葛藤も、正直全然見えないんですよ。
さらっと文章で説明されても、プレイヤーは置いてけぼり。
そこは、タイムスリップした後でしっかり書いて、その主人公への態度で、各キャラの性格説明とかをするのが普通じゃないかと思うんですが…。
本来なら一途で一生懸命なんだろうけど、いきなり流れをぶった切るダジャレ(選択肢にする必要ある?)とか、いきなりアダ名つけるしタメ口だし、順応早すぎてポカーンです。
命のやりとりしてる緊迫感が全然ないから、主人公がKYに見えてしまう。
何がしたいのか、意図がまったく見えない。
ストーリーも、大筋は同じなんだけど、キャラごとに「えー」ってくらい端折られる箇所があったりして、とにかくプレイヤー置いてけぼり。
いつ好きになったのかすらわからないことも多々。
カタルシスが見当たらないラストバトル。
私はあまり主人公を分身としてプレイするタイプではないですが、それでも、どのゲームにも、印象に残るセリフ・シーンはあります。
でも、今回ないんです。
状況を理解(共感)できてないので、本当にセリフが薄い。
声優さんたちがとてもよい演技をされていても、心に響かないで終わってしまう。
ああ勿体ない。
端役にも有名声優さんを使ってらっしゃいますが、それに予算とられちゃったの? ってくらいに、シナリオが残念すぎて、スチルを見て感動が倍増することもないです。
さらちよみさん目当てでもあったのに。
「シナリオがいい」とさんざ宣伝していたので期待大だったのですが、その分、失望も大です。
ものすごーく好意的に見て、戦隊モノっぽいノリをやりたかったかなと思うんです。
1話も大体30分くらいだし、ほぼ毎回、変身シーン入るし。家紋、カモン! だし。
スケさんカクさん従えて、水戸葵(黄門)の世直し旅。うっかりハチベエに女忍者に弥七、パーティメンバーも揃ってる。
でも、それをやるには最初から攻略対象を決めるスタイルはそぐわないと思うんです。
ルートによっては、他のメンバーの変身シーンがまったく見られなかったりするから。
たとえば戦闘ごとにパートナーを選べる、簡単なボタン操作でいいから、自分も戦闘に参加してる感じを出すとか。
それによってキャラの好感度が上下するとか。
劇団の魅力もあまり出てなかった気がします。
純粋に巡業したのって、結局、銀座と横浜だけだし(後は里帰りのついで)
演目もちょろっとだけだし。
いくつか興行先候補から選べて配役や演目も選べる、それによってパラメータ操作できたり、
もっとプレイヤーが「遊ぶ」「一体になる」という側面があれば、「このノリ馬鹿だよねー、でも何か楽しいよねー」と思ったかも知れない。
まあ、自分の妄想はこれくらいにしておきます(笑)
あ、あと、雑誌とかで大々的に特集組まれてるからって秀作ではない、ということを、これからは肝に銘じておこうと思います。
狂言でござる 野村万作狂言集 三巻 [DVD]
「棒縛」「附子」「鎌腹」、と公演されることも多い有名な演目が3つそろっている。
「棒縛」はいわゆる太郎冠者もの。外出することになった主人、大事な酒を飲まれないように、太郎冠者の両腕を棒に縛りつけ、次郎冠者も縄で縛ってしまう。さて、二人はどうするか? 動きだけでも面白さが伝わるので、海外での公演が多いという演目。
「附子」も太郎冠者もの。おそらく、一番有名な狂言ではないだろうか。小学校の教科書にも載っていた。「扇げ扇げ」「扇ぐぞ扇ぐぞ」の、あれである。約20年前にこの狂言を初めて見た私は、すっかり狂言好きになってしまった。そのとき演じていたのが、野村万作とまだ襲名前の野村萬斎だった。
「鎌腹」は、自殺未遂の話。よく考えれば物騒でかなり哀れな話なのだが、そこに笑いを見いだし、親近感を感じさせるところに、狂言らしさがあるのかもしれない。ほとんど独り芝居なので、万作の芸が光る、といったところ。
内容は文句なし、星5つでも6つでもつけたいのだが、なんでこんなに高いんだろう?
蒼天の白き神の座 GREAT PEAK
一見して地味なゲームで、お子様には薦められません。
純然たる大人のゲームです。
発売して10年近く経つと思うのですが未だにやってしまう中毒性の高さ。
登頂の達成感、遭難時の焦燥感、遺体発見時の絶望感、、、
美麗なムービーなど無くてもビシビシ感じる雰囲気がこのゲームにはあります。
全てのハード、ジャンルを合わせて私の中の五指に入ります。
続編は間違いなく出ないと思いますが、他のメーカーが引き継いででも出してほしいと思わせるゲームです。
ベスト・スピリチュアル100
音は良いです。選曲も良いと思います。
フォーレ、モーツアルトなどの有名な曲は別に持っている人が多いと思います。
その他の宗教音楽の導入にと思い購入致しましたが、この6枚で十分です。
私はキリスト教徒ではありませんが、聞いていると心が落ち着きます。
キリスト教布教にこれらの音楽は相当な役割をなしたものと思われます。
音楽で心をいやされたい人へお勧めです。