混合チアー部! (MUJIN COMICS)
短編集ではなく描き下ろしを含めた全6話構成(カラーは4ページ)の連載作品が収録されています。
7人からなる強豪チアリーディング部を舞台にした物語で見た目も心も女の子な主人公の男の子と
とある事情により男に対し異常な反応を見せる部長を中心にした日々のドタバタが収録されています。
表紙に比べ漫画内のキャラの輪郭線が細いので若干絵の印象は違いますが作画が劣ってるという程でも
話数毎に絵柄の変遷があるという訳でもありませんので表紙の絵を見て気に入れば問題ないと思います。
チア部という設定で女の子を沢山登場させて全員をエッチに介入させてるのでシリーズ作品によくある
登場する女の子が少ない事によるバリエーション不足という問題はなく短編集に引けは取っていません。
胸には程良い艶があり乳首もぷっくりと膨らみを帯びているので生々しさが充分に伝わってきます。
女性器もヒダの1つ1つに至る迄かなり丁寧に描き込まれている上に陰毛の濃さもキャラにより差があり
クリトリスの形状に関しても女の子別に描き分けられリアリティを追求した高レベルなものであります。
極めつけは全員が処女なのでそれを強調する様に全員の処女膜までしっかりと描き込むという徹底振り。
巨乳の女の子だと胸が手前に寄せられたり押し潰された様に拡がったりの前後左右への揺れの描写が
体位と動きの激しさが噛み合った状況を見極めて的確に導入されエロさがより際立っていると思います。
1対1、3P、多人数に加えアナルやレズ要素も押さえてあるからHシーンのパターンはかなり豊富です。
特に魅力あると感じたのは体位の種類の豊富さと遠近や視点の角度を細やかに変化を付けた構図の良さ
本当に気持ち良さに溺れているのだと伝わってくる通常時の絵柄と大きく異なる恍惚の表情の描き分け
挿入側からせり上がってくる視点で映したものも含めた膣内断面図や挿入時の男性器の透かし表現です。
【総合的に見て】
ドラマ性はあるものの何かしらの感情を引きずり続ける様な事はなく笑顔で最後を迎える流れなので
ストーリー性を求めるけれど内容は後味すっきりのライトなものが良い方には向いていると思います。
全員が貧乳(巨乳)等といった偏りがあるものでなく個々に差があってバランス取れてる方が良い方にも。
個人的に少し残念だったのが敢えて仕上げの1コマを強調する為の表現として取り入れたのでしょうが
射精時の幾つかのコマがページをまたがった見開きの中心に配置されており普通のコマの様に女の子の
身体がキレイに見えない事です。射精描写を重視する自分としては見易さを選んで欲しかったです。
全体的には良くても私と同じ様にフィニッシュを重視する方には少し物足りなさがあるかもしれません。
また、チアリーディングの団体技をHシーンに取り入れたコメディ要素の強い描写も幾つかあるので
そういった特殊な表現を好まない方にもちょっと向かないかもしれませんので御留意下さい。
取り敢えずエロさとしては結構レベル高かったですしストーリー性も薄い訳じゃないので良かったです。
コミック エロチャリ
東日本大震災エロ漫画家有志同人誌チャリティー義援金企画の本です。同人誌となっていますが、カラーページ、白黒ページともかなりいい紙を使っています。たださすがに416ページとなるとかなり厚くなってしまうため、紙そのものの厚さは薄くなっており、白黒ページだと次のページが透けて見えます(そのおかげで本の厚さは2cmくらいで収まっているのですが)。
執筆者は88名。商業誌でエロマンガを描かれている方ばかりなのですが、知っているマンガ家は4,5人くらいで、ほとんどが初めてでした。エロマンガの単行本は100冊以上読みましたが、エロマンガ雑誌の方はほとんど読んだことがないためだと思います。逆に今まで知らなかったマンガ家を作風や画風などを含めて一度にたくさん見たり知ったりでき、とてもお得感がありました(雑誌だと1誌あたり15名前後でしょうか)。またエロマンガ誌の読者コーナーの座敷童とも言われている伝説のハガキ職人「三峯徹」氏の参加は驚きで、氏のファンなら必然的に「買い」になると思います。
作品はカラーページ、白黒ページともにイラスト1ページから18ページくらいのマンガまでさまざまですが、2〜4ページのマンガが多いです。また陵辱的、鬼畜的、幼女・少女系、触手系の作品はないため、万人向けの本と言えるかと思います。女性はほとんどが巨乳のため、大きく育たなかった胸が好きな人にとってはちょっと残念かもしれません。
性器の表現ですが、今まで読んだエロマンガ(18禁マンガ)のなかでは一番消しが多かったです。女性器はほとんどが隠されていると思ってください。逆にこの消しを楽しんでるのではないかと思う作品もあり、格子状にしたり、タモリの安産御守りマークのような消しもあり、これはこれで楽しめました。また作品によっては18禁ではないエロマンガのようにアングルや台詞、擬音などで消しを入れなくてもいいように描かれたものもあり、消しが多い作品の中で逆に目立ち、アイデア勝ちなのかなと思いました。
88作品(ハガキ投稿含む)ともなると先にも書きましたように作風や画風も多様で、作品ごとに読者の好みに合う合わないもあるでしょうから全ての作品を楽しめるかというと難しいかもしれませんが、ある意味、エロマンガの幕の内弁当的な本というとらえ方もでき、知っている物知らない物あわせていろんな物(作品)を楽しめていいのではないかと思いました。
堕ちる闘神 (二次元ドリームコミックス 195)
購入動機:他雑誌で名前は知っていたので挑戦してみた。
161P 前後編1つ 短編8話
作者のデビューから4年半までの原稿からなっているので、作画はある程度幅があります。(ですが、問題ないレベルだと思います。)
近年作品の作画はなかなかウマいです。
全体的になかなかいいです。
しかし、これはキルタイム全般的に言えることなんですが、1話のページ数が短い為その中でキャラ立てしてHシーン濃くするなんてほとんど無理なんじゃないかと思うのですよ。
よってエロ的には★5つはつけにくい・・・。
前後編はその点をやや改善しているんですが、作者も言ってる様に"『巨乳と貧乳両方楽しめまっせ!!』みたいなコンセプトだったんですが、どっちつかずはイカンですわ。"ってことで作品自体に問題があったようなので残念です。
巨乳バージョンで最後までいってたら、案外★5つつけた可能性も否定できないかも。
注意点は、触手、フタナリ(ほんのちょっとなので気にしなくてもいいかも)、くらいです。
この感じでもっと長めのお話お願いしたいですね。
はつカノ (MUJIN COMICS)
同人誌などでも活躍している「しなま」さんの初単行本です。
MUJINデビュー作から最近の作品まで一気に読めます。
もともと上手いのですが、デビュー作から見直すと
その成長ぶりに驚くかもしれません。
是非読んでみてください。
きょうえい! (MUJIN COMICS)
表紙に惹かれて買いました。
中身の方の女性の絵は表紙と同レベルで、
その辺は良いのですが、男子の顔がなんというか特徴的というか手抜きというか、
ともかく、当然ではありますけど他の作家の絵と違う感じがして
そちらの方に意識が向いてしまい、自分にとっては実用的なものではありませんでした。
全編通して競泳水着着用している、同じ世界観の作品が6話(内一話書き下ろし4P)
妹との近親相姦物が前後編で2話(競泳水着ではありません)
「野郎はどうでもいい!ともかく水着のおなごじゃあ!」というような方には良いと思われます