GN’R ライズ
個人的にオマケ的なCD。このジャケのゆるさも、本人たちにとってそんなかんじだったのでは…
you are crazyのこのバージョンはゆったりしていて心地よいです。
そして、この時期のアクセルの声はのびのびしていて好きです。
USE YOUR ILLUSION 2
自分は90年代の最高傑作だと思ってるが、このアルバムは意外と評価されてない。ミュージックマガジンの特集の90年代ベスト100にも入らなかった。
忘れもしない1991年の発売延期騒動(6月から9月へ延期)。この時期NO.1バンドの名を欲しいままにしていたガンズ。ドラマーの交代とキーボードも大幅に導入。とにかく1と2で全30曲トータル150分。極的な密度に圧倒され4年間くらい常に聴きまくっていた。
本作はカントリー色の強い(7)「BREAKDOWN」や名バラード(13)「DON'T CRY」など少し抑え気味の曲が入っていて1以上にバラエティに富んでいる。特に9分に及ぶ見事な曲展開を広げる(11)「ESTRANGED」は大好きな曲で、シングルカットはされなかったがビデオクリップは製作されて、1の「NOVEMBER RAIN」より金がかかってそうな凝ったPVだった。
(12)「YOU COULD BE MINE」はご存知「ターミネーター2」の主題歌。このアルバムの前奏曲とも言える先行シングルだった。なぜか全米シングルチャートでベスト10入りはしなかった。
歌詞の面での神経を揺さぶる程の切れ味の良さも特筆すべきだろう。アクセル・ローズの怒りと葛藤が混然一体となって聴く者を打ちのめす。
こういう様々な色を持ったバンドはガンズ以降出てきてない。偉大な足跡を残した。
Yesterdays
B面収録のKnockin' on Heaven's Doorライブバージョンのためだけに買っても損はしません。このライブは87年収録なので、アクセルはAppetite for DestructionやGN'R Liesの頃の歌い方ですし、スラッシュのギターはプリ管を歪ませていないようで、後期ガンズ以降のスラッシュのギターよりも断然自然で良い音だと思います。私はシルバージュビリーと同じ回路の2555を持っていますが、クリーンチャンネルで丁度同じような音がするので、これがジュビリーの音なんでしょう。
Appetite For Destructionでは安っぽい音を出していましたが、ライブでは素晴らしい音を出していたんですね。初期のガンズのライブ音源はオフィシャルではあまり手に入らないので、このCDを手に入れるのも良いかと思います。
但し、Live From The Jungle(廃盤)を持っている方は、それに収録されているHeaven's Doorと同じ音源ですので注意してください。