電気グルーヴの続・メロン牧場―花嫁は死神 上
いわゆる「タレント本」のなかで、こんなに内容が濃く、反道徳的で、涙がでるほど笑える作品を、おれは他に知りません。「お笑い芸人の敗北」といっても過言ではないと思います。
石野卓球もピエール瀧も、各方面から高い評価を得ている才人です。そんなプロフェッショナルな人間の見識と、子どものように無邪気な残酷さが融合して、世間の常識なんか完全に度外視したシモネタ、冴えないやつへの悪口、おもしろエピソードを大爆発させています。「活字の電気は、こんなにも手に負えない」のキャッチコピーに偽りなし。
ピンポン [DVD]
ペコの神々しさといったらもう、
風間との対決で背景が白くなるシーンの、あの笑顔が!!
あれはもう人間の儚さと美しさの象徴である。何度も繰り返し見ちゃう。
もう一層一生あの髪型をつらぬいてくれればいいのになぁなんて思ったけど、監督がブックレットのなかでおっしゃっていたようにペコは映画の中で永遠の存在になったのだ。
とにかくおすすめ。
prints (プリンツ) 21 2010年秋号 特集・水木しげる [雑誌]
今年、米寿と 画業60周年を迎えた漫画家・水木しげるの特集。
横尾忠則から石野卓球、朝ドラで水木を演じている向井理など様々な世界の方からの寄稿を収録している他、
「こんなものまであるんだぁ」と思わず欲しくなってしまうような鬼太郎キャラクターグッズの紹介や
「東海道五十三次」ならぬ鬼太郎たちメンバーによる「妖怪道五十三次」など
(↑この作品はもう立派な芸術である。漫画のキャラクターというカテゴリーを完全に超越しているとさえ思える。)
ワクワクしっぱなしの内容である。
そんななかでも私が一番興味深かったのが「水木しげるのフェイバリットカルチャー」。
水木しげるがインスピレーションを受けた絵画、映画、小説等が紹介されている。
たとえば「となりのトトロ」だったり 宮沢賢治「鹿踊りのはじまり」 上田秋成「雨月物語」 ボスの絵画、ガウディ・・・。
「こういう作風がお好きなんだぁ」「あぁこれは私も好き」など 水木しげるをなんだか身近に感じられた。
私自身は特段 水木しげるという人物に思い入れもない。視聴率好調という朝ドラも見ていない。この雑誌自体も初めて知った。
が、今回 久々に本屋で「ひとめぼれ」してしまった。
それだけの世界観をお持ちの水木しげるという方の凄さ また それを上手く表現したこの雑誌の力にやられてしまった。
この本で紹介されている「ゲゲゲ展」行ってみようかな・・・。
Wiiスポーツ リゾート (「Wiiリモコンプラス (アオ) 」1個同梱)
そもそも、もう1つWiiリモコンが欲しい、と言うところから始まりました。
リモコン込みのこのソフトはとてもお得感がありました。実際12ものゲームが入っていて、6才の娘も楽しめるものも多く(っていうか娘が1番楽しんでます)、家族みんなでワイワイ楽しめます。リモコンがもう一つ欲しいと思う人には、お値段以上に楽しめる1本だと思います。