スマイルプリキュア! メルヘン王国の伝説のトランク! デコルデコール
大きさは単行本と同じくらいとやや小さめです
ピンクのフォルムが可愛らしく、下にあるハート型のボタンを押すとポンッとサイドが開くようになってます
キュアデコルも16個(+1)だけではありますが、飾っておけるので保管に困りません
主な遊び方はセットしたキュアデコルを図鑑に登録し、その後遊べるのミニゲームをクリアして服やアクセサリーなどのアイテムを集めていきます
はじめて遊ぶミニゲームの際は練習も兼ねたルール説明をしてくれるので非常に親切です
ミニゲームで集めた服やアクセサリーはお気に入りのプリキュアに着せることが出来たり、キャンディやポップ・プリキュアからメールが来たりと楽しさ満載です
(サニーが関西弁ではないのが残念ですが…)
ただ、液晶が小さく画面も白黒で見にくいです
明るさ調整は出来るものの、バックライトが付く機能はありません
またキャンディは夜の九時に寝てしまいそれ以降の時間帯は遊べないようになってはいるものの、それまでの間はミニゲームで遊ぶように促すメールが結構頻繁に送られてきます
この点を依然と改善していないのが気になりました
遊ぶように催促したらかえってお子様は飽きてしまうのではないでしょうか?
対象年齢も三歳以上となっておりますが、文字が読めないお子様の場合は親御さんのフォローも必要ですし手が負えなくなってしまうような気もします
音量調節もスマイルパクトとは違い、オンとオフしかないのでご注意を
総合的な評価といたしましてはまずまずと言ったところでしょうか?
デコルデコールはまだ登場したばかりなのでこれからどんな風に物語へ関わっていくか期待を込めて星4つにします!
庭先案内 6巻 (BEAM COMIX)
庭先案内第6巻です。月刊雑誌ゆえか刊行ペースが遅く、また連載雑誌を購読していないため、早く読みたくてやきもきしながら発売を待っていました。(最近は買う漫画も減ってしまいましたが、数少ない継続して買っている漫画の一つです)
短編連作ながら、ところどころにストーリー性のあるシリーズも継続しています。(幻燈機、関西姉妹など)メルヘンやファンタジーという形容詞が似合う作品とよく評価されていますが、それに上乗せして、作者自身の独特な呼吸というか作風が色濃く反映されており、個性的な絵と相まって独自の地位を確保している名作だと思います。
…しかし帯の「フィナーレ」という文字を見て本当にガックリしてしまいました。短編連作がゆえこれからもどんどん続いていくと思ったのに…。須藤真澄さんの次回作に期待しよう…
っと思っていましたが、作者様のHPを見ると、「庭先案内」の内容を踏襲した新作の連載が再開されるとのこと!!!これは本当に嬉しい限りです。たぶん刊行ペースは今まで通りだと思いますが、ゆっくり待とうと思います。
これから読もうと考えている方へ 短編連作なので当巻から入ることもできるかと思いますが(事実上最終巻ですが)、上述の通りストーリー展開があるものもあるのでやはり1巻から読んだ方がいいと思います。短編の間にストーリー性を持たせるというのも、この漫画の重要な手法の一つであると思います。
自信を持ってオススメできる作品です。
色彩王国〈2〉
プロの人が絵を仕上げている様子や過程をみるのはとても楽しいものです。
それだけでも、この本は価値がありますが、逆に言うとそれだけの本です。
あこがれのあの作家の製作模様を見てみたいというミーハーへの需要に特化した本です。
文章も気恥ずかしくなるほど乙女チックで、男が読むには抵抗感があります。
パソコンでの描画も扱っていますが、使われているマシンが今では中古店やオークションで捨て値で売られているものばかりで、時代を感じさせるのが興味深い……。
最後にこの種の教本に頼って技術を向上させようと考えている人は、多くの作家が自分の未熟さに嘆き、それを露呈しなければならないことを恥じつつも、体当りで創作に向かっていたということを肝に銘じておいてください。
ウィッチテイル 見習い魔女と7人の姫
メルヘンな世界観のものが好きなので、購入しました。
曲、作品の雰囲気、台詞やマップ、
どれをとっても「メルヘン」で可愛らしく、
そして公式サイトで紹介されている通り「ちょっぴり怖い」です。
このゲームにおいて、操作性の話がよく上がっていますが、
慣れてしまえば何にも気になりません。
タッチするだけなのですから。
ただ戦闘時において、
ある程度序盤でレベルアップさせてしまうと、
その後敵が弱く(主に攻撃力がまるで無い)体力だけは多いという感じで、
毎回戦闘がちょっとだけ長く感じます。
(わざわざ逃げて戦闘を避けるほどではありませんが)
でも、戦闘パーティに加えていないお人形も
毎回パーティと同じ経験値を貰えるというシステムは
とても助かりました。
細かなイベントなど、ヒントが少ない分楽しめます。
DSのこういった可愛い系のRPGの中ではかなり良作だと思います。
BGMも、この世界観に見合った曲ばかりで、
サントラも買わせて頂こうと思っています。
ヘンリー・ダーガー 非現実の王国で
日本語で書かれたダーガーの本がこうして手に取れるとは感無量。ニッチなものに敏感になりつつある日本のアートシーンならではかなと思います。
展覧会にも足を運びましたが、作品群はまさに自給自足の精神に貫かれたもので、そこは王である自分のための王国ですから、自分の○○ネタも自ら用意しちゃおうという雰囲気ありありで、とすれば徹底して細部にこだわっているのも納得です。
その意味でいえばダーガーこそ絵のたったひとりのユーザーだったはず。需要と供給の見事な一致です。
趣味であり娯楽であり生きがいであり暇つぶしであり本能の対象でもある、まさに実用本位な道具のような絵を、こうして作品として奉っているのは評論家と私ら観客だけで、きっと当のダーガーは天国で「もう用済みなので捨ててくれ」と困惑していることでしょう。
なにはともあれおすすめです。