Don't Wanna Lie(初回限定盤)(DVD付)
1.Don't wanna lie
ミドルテンポで明るく力強い楽曲。
明るいメロディーに重めのギターが鳴り響くB'zの御家芸を存分に発揮している。
キツイ瞬間、大事な瞬間でも嘘で逃げずに挑戦していく。それをしなければ譲れないものは守りきれない。甘い考えで満足している人にグサリと突き刺さるメッセージ性の強い歌詞だ。
音数が多くメンバー個々の特徴が出ていてバンドのレベルの高さを改めて実感する事ができる。
特別インパクトがあるタイプではないが、ジワジワと良さが広がってくる聞けば聞くほど好きになる楽曲だ。
2.Homebound
B'z久々の静かなバラード。
イントロはB'zとしては珍しくストリングスの中でピアノがメロディーを弾いている。
寂しさの漂うメロディーにTAK TONEが響くことでより雰囲気を出している。
「あなたが待っている」これだけで寂しい帰路も一人で大丈夫。うらやましいくらいの他人の成功を知っても自分らしくいられる。
「あなたが待っている」という当たり前の日常がゆるぎない大切だということを噛み締める。小さくて大きい幸せを感じられる歌詞に仕上がっている。
寂しいメロディーに優しい暖かさを乗せる事で現代の辛い日常と幸せな日常を楽曲で描き出している。
2曲ともメロディーの印象とは違う内容の歌詞が染み付いている事でよりそれぞれの良さを実感することができる。
B'zの最高級の表現力に脱帽だ。
Home Bound
俺は、中学2年生の時にこのアルバムを聴いてミュージシャンになりたいと思った。何百回とレコードを聴き、高校生になりバイトをして、エレキギターを買った。
このアルバムは、その原点である。浜田省吾も、これが6枚目のアルバムであるが実質上これがデビューアルバムだと語っている。
それまで浜田省吾はレコード会社や事務所に、こんな曲を書いた方がいいとか阿久悠の作詞入門などの本を無理矢理、読まされ嫌気がさしたと語っていた。
そして、このアルバムはLAでレコーディングされたもので目玉はTOTOのギタリスト、スティーブルカサーの終わりなき疾走、東京、家路で聴かせてくれる凄まじいまでのギターソロだ。
そして自分のルーツであるロックンロールに原点回帰し年間150本あまりのライブの旅に出る。
のちに発売される愛の世代の前にを、きっかけに初の武道館公演を成功させツアーのタイトルをON THE ROADと名付け1982年から始まった、そのライブツアーは現在も変わらず続けられている。