世界百名瀑 1
滝には、雄大、勇ましいというイメージしかなかったんだけど、この写真集をみて、「ああ、意外と心穏やかにさせてくれるんだな」と新発見した本でした。高い本だったので、買う前にじっくりと情報を集めたのだが、世界のどの滝を撮るかという条件に、「品性高く、格調高い滝であること」を取り入れたと書いてあった。それが、この写真集にはよく現れていて、ビクトリア滝などは、滝のしぶきに赤い太陽がくすみ、幻想的でまさしく品性高い、ショットになっています。第1巻はアフリカ、オセアニアだけど、一度も行ったことのない土地を思い描かせてくれる一冊です。ちょっとキザだけど、家で「あー疲れたなー」って時に、コーヒーを飲みながらこの写真集を見ると、心が穏やかになれます。高い本なので、買うのは勇気がいりますが、この先何十年、大切に見続けたいと思います。2007年から、白川さんの個展が全国をまわるらしいので、生写真を見れるのが楽しみ・・・。