アンティーク~西洋骨董洋菓子店~ [DVD]
原作を読んだことがないので原作ファンからの目線では伝えられませんが、
予想していた以上に楽しませてもらえました。
元々、ドラマ「宮」の影響から主演のチュ・ジフンが好きで観ました。
ジフンさんは本当に演技が自然で、気さくな役柄はぴったりでした。
嫌みのない色気も以前より増して、これからとても良い俳優になるのではないかと確信した反面、
麻薬事件でしばらくは出てこないだろうと考えると本当にもったいなく、残念だと思うのが正直です。
また、共演者のキム・ジェウクも好きで、コーヒープリンス1号店と
少し似た役柄でもあるのでこれからは全く違う役で映画やドラマに出演してほしいなと思うところです。
カメラワークも良く、ポップな作品に仕上がっているので
観やすいのではないかと思います。
美術セットもおしゃれで見所です☆
アンティーク ~西洋骨董洋菓子店~ DVD-BOX
何度でも繰り返し見てしまうDVDは、宝物だ。たくさんあるのに何故特定のものばかりを見てしまうかというと、どんな気分のときでも晴れやかな気分にしてくれるからだろう。元々ミスチルファンだった私は、これにとびついた。かかるBGMは全てミスチルだからだ。ところがいざ見てみると・・・スバラシイ!何しろ役者がいい!いや脚本もいいのだろう!毎回飽きもせず吹き出してしまう!@@さんのあの時のあの表情!あれを見て笑わない人がいたらお目にかかりたいくらいだ!勿論BGMもいい!笑ってばかりかというと、じ~んとくる場面も多く・・・おかげで私はハンサム主人公4人のファンになってしまった。とってもお洒落だが決してそれだけでなく、人間が好きになるドラマだ。購入を迷っている場合ではないぞ!BOXで買ってついでにケーキと紅茶も用意して(珈琲党も紅茶を飲んでみたくなる)張り切って見てほしいな。
きのう何食べた?(1) (モーニングKC)
男の人の料理の一般的なイメージは、
上手な人でも、懲りすぎてて時間やお金がかかり、
毎日継続するには非効率的、非経済的という感じなのですが、
この作品のシロさんの作る料理は、それら全てを覆す「主婦的」な視点で完璧です。
めんつゆを使うなど端折れるところはきっちり端折り、
飽きがこないよう副菜の味のカテゴリー分けにまで気を配り
栄養バランスもちゃんと計算して、常に2品以上のおかずを作る。
六時に退社できるという条件の稀有さを差し引いても、到底真似できません。
この作品を読んで「モーニング」の読者の青年の皆さんがこんなレベルに達してしまったら
女の出る幕などなくなってしまうわ・・・と、ちょっと懸念するくらいです。
でも、そのシロさんの「完璧な主婦の料理」は、
作品中でシロさんの周囲の人間が「気持ちワルイ」と表現している、
彼の放つ違和感に繋がっていると思います。
ゲイという性質ならではの美意識の高さと、
将来の不安に対する人生設計がそうさせているのでしょが、
彼の年齢不相応に端正なルックスとあいまって、この異質な「男の料理」の詳細な描写が
彼の特異性を際立たせている気がします。
そしてその彼の性質に対して、未だ立ち位置の定まらない、
キャパが小さい母親の煩わしさや、父親の中途半端な理解、
距離があるからこその、他人の適度な親密さがもたらす救い、など
重いテーマもさりげなく描かれていて、
それらを料理が無理矢理に解決することもないあたりが
この作品を独特のものにしていると思います。
料理マンガというよりは、料理で味付けされた人間ドラマというか・・・。
この話がエッセイ的になるのではなく、何かしらの展開を迎えるのであれば
その内容が大変楽しみです。
・・・ともあれ、まずは、女としてシロさんの手際を目指そうかな。
ジェラールとジャック
森川さん一色満載でした。
しょうもない元妻への愛がヒネた状態で心の奥底でくすぶっている、売れっ子官能小説家のジェラールと、彼と最初は男娼館で知り合い、その後使用人として雇わる元貴族の子供ジャックの長年にわたる話です。
外国設定モノ、しかも年代がフランス革命のような昔設定で、個人的には食指が動かなかったのですが、ヒョンなことから拝聴したら、それなりに話自体は楽しめたでございます。
後半、反革命分子として追われて二人で逃げますが、この二人の会話は正統派でちらっと
泣かせてはくれます。
やはり「この男と一緒に死ぬのがこんなにも幸福です」でしょう。
多分原作はもっと二人の心の変化がわかるのだろうとは思いますが、CDではジャックが最初にジェラールを愛していると感じた部分や、それに最初答えないが最終的には答えるジェラールの心理があまりよくわかりません。10分前にはなんともなかったのに、20分後には愛してる・・・だったりして、心理描写的にはこのCDはオススメできません。
が、森川さんのお声という意味では絶品の1つではないでしょうか。
森川さんファンでない方は、まあ機会があれば。。程度ですね、このCD。
あ、最後に井上和彦さんが嫌な元妻の愛人貴族で出ていて、CDでは最後まで嫌なやつです。
本当に嫌なやつか、心理状態がCDでは現れていないのでわかりませんが。。。
わたしとしては井上さんは「よい好青年お兄さん」声のイメージが強いので、
こういうヤな奴役は違和感でした。
大奥 7 (ジェッツコミックス)
絵島事件。数ある映画やドラマの中でも最も解りやすく描かれていたのではないだろうか。
本人の知らぬところで物事は起こり本人の知らぬ間に罪は生まれている。必要なのは真実ではないのだ。
こういった風に絵島事件を描くとは素晴らしいです。将軍にするという事はこれだけの犠牲が必要でそれだけの価値があるのでしょう。
将軍も、将軍に使える人も、そして室になった男達も迷ってはいけない。ただ自分が決めた道を歩き続ける。それが血にまみれた道でも。
絵島はその外見とは裏腹にとても美しく生き抜いた人でした。
そして来ました家重様。吉宗が主人公の時点で予想はしていました。とてもむずかしい人だと思います。
両極端の評価を持つ将軍である家重をよしなが先生がどう描くのかとても楽しみです。
今までの将軍達はとても悲しい最期を迎えました。誰もが愛した人と結ばれず死んでいった女性たち。
吉宗公は愛する人がいない分、家重のために生きるのかなぁと予想もしてます。徳川吉宗は死ぬまで将軍であった人間です。
それは家重のせいなのか家重のためなのか。それとも国を思ってか。次巻が待ち遠しいです。