キミキス
女性に縁の無かった主人公が、一念発起した途端、周囲に自分にやたら好意的な女性が溢れかえる恋愛SLG。プレイヤーは神がかった天性のセンスで女性を口説いていく。
女性キャラは、性格が極端な人ばかりを取りそろえ、如何にも現実離れしているのだが、キャラ付けがしっかりしているおかげか「実際に存在したらいいのにな」といった気持ちにさせられる。惚れられたら、とことん尽くされるのがポイントか。
そうした男性の願望を擽るのが巧みで、特筆すべきは"高嶺の花"的なキャラクターが多い事。プレイして優越感をくすぐられるのだが、反面それを羨んでくれるモブキャラがほぼ居ないのは残念なばかり。
外野キャラが少なく、また作中に殆ど絡んでこない。主人公と数人のキャラクターだけで世界が構成されている印象を与えられ、その点はいささか寂しい。
メインシステムに絡む操作性に難あり。またエピソードのオールスキップが出来ないのも残念。もう少しユーザーに配慮があっても良かったと思う。ゲーム性それ自体はかなり低いが、段階を踏んで女性と親しくなっていく構成が楽しく、不満を感じさせない。
結構ボリュームはあるのだが、「繰り返しプレイ」する事が前提な所へ、同じエピソードに高頻度で出会う為、ボリュームがあるとは気付きにくいのが難点か。印象としては「味付けは濃く、量は少ない」。ミニゲームなども無く、低予算の臭いが充満している点も難。
プレイ当初は「こんなのでプレイヤー満足するのかな?」と疑問を感じさせられたが、プレイを重ねていく度、ハマっている自分に気付き驚くばかり。長文を読むのが苦手でこの手のゲームを嫌っていたが、当ゲームはそれほどでも無いので、そうした意味でもプレイしやすい。
恋愛ゲームをプレイした事が無いが、興味が無くもない人にもオススメ。
キミキス pure rouge 1 [DVD]
学園青春ドラマとしてならフツーにそこそこ楽しめる内容だとは思います。
しかし、これが「キミキス」でなければならない理由がどこにあるのか?
疑問を禁じ得ません。
原作が存在する以上、キャラ設定や世界観などにおいて守られなければ
ならなかった部分が必ずあったはず。
人物設定だけをとっても、幼なじみのお姉さんがフランス帰りのミーハー娘
だとか、ちょいワル系ミュージシャン志望だとか、髪の色が茶色か黒以外だとか。
多くの人が「キミキス」の世界観から逸脱していると感じるであろう内容や
設定改変があまりに多すぎるのには首をかしげます。
「キミキス」の名を冠した以上、オリジナルストーリーであっても原作ゲーム
の設定や世界観を大切にした範囲でヒロイン達の魅力を引き出しつつ、かつ、
「キス」にまつわるドキドキ感ある内容にするなどして原作ファンの期待にも
応えるべきではなかったのか?
主人公やヒロインが誰とくっついても、主人公が複数いても、主人公=男性
プレーヤ視点でなくても、ハーレム展開とかにならなくても、内容次第では
それもアリかと個人的には思いますが、それにしてもこのアニメの制作スタッフ
からは原作に対するリスペクトや愛情といったものが微塵も感じられず非常に
残念です。原作がギャルゲーだからと見下しているのか、「キミキス」をネタ
にすれば視聴率やDVD売上が望めると安易に考えているのかは知りませんが。
カサヰ監督お得意の「青春群像劇」がやりたいなら完全オリジナルでやるか
他の題材でやるべきではなかったかと。青春群像劇として見るにしても同監督の
「ハチミツとクローバー」や「のだめカンタービレ」に比べ内容が安っぽく、
そういうのを期待するならそっちを見た方がよっぽど幸せになれます。
カサヰ監督やJ.C.STAFFの作品が、そして原作ゲームも両方好きな自分としては
とても期待していただけに正直複雑な気持ちで毎週この番組を視聴しています。
12話まで見た時点でこのレビューを書きましたが、この先超展開にでも
ならない限り、カサヰ監督の作品をどうしても全て揃えたいという人以外には
ビミョーな内容だと思います。作画もあまり良くないですし。
eb!コレ エビコレ+ キミキス
アマガミをプレイし、とり付かれた熱も一通り醒めたところで見つけてしまったこのゲーム。
まさかここまで嵌まるとは思っていませんでした。
「アマガミの前作だからシステム面も心許無いし、めんどくさそうだなぁ」とネットの情報を見ていたころには考えていましたが、プレイ後にはその考えは払拭されました。
まずはマッチング会話。様々な話題を女の子に提案し女の子の好みにあった話題を当てて好感度をゲットする、といったシステムなのですがこれには少し悩まされました。
ゲットできる好感度は音符とハートの2つに分かれており、どちらを沢山取るかでルートが変わっていきます。お目当てのルートに進むためにはその女の子の話題の好みを知る必要があります。これを億劫な作業と取るか女の子と仲良くなってきていると取るかで評価が分かれるでしょう。
しかし、マッチング会話とは別のイベント選択肢では自由に選択しても進行に支障が無いので安心です。多くのAVGにある「選ばされる」必要が皆無なわけです。
次は目玉のキャラクターです。高山先生の描かれる柔らかく自然な女の子たちは似ているようでまったく違う、色とりどりの魅力をかもし出しています。引っ込み思案な女の子、天才少女、スポーツ少女、お嬢様、年上の幼馴染、柔道家、うどん、とオーソドックスといえてしまう布陣でもシナリオの毛色は全然違います。
システムが改良された、というのが売り文句の今作ですがまさに紙一重といったところでしょうか。これ以上難易度を下げるための救済処置を増やすと、ただの読み進めるだけのゲームになってしまうし、かといって改良をいらぬものと投げ捨てることも正直できないでしょう。自らの思考によって攻略し、無駄なストレスをかけないようにするにはこれ位の匙加減がよいのではないかと思いました。アマガミはこれよりも親切設計ですが、シナリオの数が比較にならないほど多いのでつりあいは取れていると思います。
アマガミからプレイした方も気楽にプレイしてみてはどうでしょうか?プレイ時間も短いですし、ゲームの舞台も夏ですので夏でしか味わえないイベントもありますよ。
ギャルゲー蟻地獄の恐怖を・・・
たしかみてみろ!
アマガミ オフィシャルコンプリートガイド
今回、A4版で綺麗に仕上がっている。イラスト集としても楽しめる。
ゲームのキャラも「裏の顔を持った優等生」などスパイスが効いているし、
クリアすればするほどテンションを上げられる。
内容構成はTLS以来大きく変わってないがゲームクリア後の
イベント追加、選択肢追加、隠しヒロイン登場等の条件などが
プレイヤーのさじ加減を考慮しつつ紹介されている。
行動を追いやすく今まで日の目を見ないままのイベントがあったかなと
感じがあるが、発生させて楽しめるようにナビゲーションされている感じがします。
行動マップも付録で付いてお得感あり!。
虹色ハミング
たまたま聞いていたネットラジオで流れてきた虹色ハミング。
一度聞いただけで頭から離れなくなりました。
聞いて即検索して注文しました。
表題曲はやっぱり素晴らしく、また、ほかのどの曲も、
かわいくさわやかでやさしい曲ばかり。
とても耳馴染みの良い音だけど、とてもアレンジに凝っていて、
エレクトロニカな音なんだけどとてもアコースティックな雰囲気で癒される。
音楽でさわやかに癒されたい人にオススメです。