helen merrill
1954年、ヘレン・メリルがエマーシー・レーベル第1作吹き込み時に出した条件が、ソロイストにクリフォード・ブラウンを加えることと、クインシー・ジョーンズに全曲のアレンジを依頼し、指揮をとってもらうことでした(アルバムのライナー・ノーツより抜粋)。何とも贅沢な吹き込みではないですか。かくして、このアルバムは、ヘレン・メリルのハスキーな歌の合間に聴ける、クリフォード・ブラウンの素晴らしいソロを、絶妙のアレンジで堪能できる内容になりました。クインシーのアレンジも、ヘッド・アレンジかと思えるほど自然な流れで、誰も強い自己主張をせずに協調を重んじ、大人の音楽が完成しています。この2人が参加したことによって、このアルバムは現在まで語り継がれる名盤になりました。クリフォード・ブラウンの短くも洗練されたソロやオブリガードは、トランペットの色気を余すことなく表現し、短いがゆえに魅力が凝縮されています。気持ちが穏やかな深夜に、間接照明の元でバーボン片手に、クリフォードのソロに耳を傾けてみませんか。クリフォード・ブラウンの人柄が心に染みてきて、明日も元気で優しい気分で過ごせると思いますよ。
THIS IS JAZZ ベスト・アンド・グレイテスト
知り合いにこのCDを勧められてはじめてJAZZのCDを買いました。
曲の名前などはほとんど知らないのですが、ほとんどの曲はどこかで聞いたことがあるというものばかりです。
ゆっくりと座って、このCDを聴きながら晩酌を楽しんでいます。