TVnavi特別編集 「新選組!! 土方歳三最期の一日」 メイキング&ビジュアル完全ガイドブック (Fusosha mook)
ドラマや俳優さんたちの写真、新たなインタビュー、それに過去のインタビュー他満載で
それぞれ内容も濃く、これが公式ではないのが信じられない充実ぶりです。
この価格でこの出来はかなりお得だと思いました。
続編のセットや美術に込められた思い、隠された仕掛けなど「知らないと損」な情報は
もちろん、続編の新たな登場人物や「新選組!」本編の懐かしい顔ぶれも大切に
取り上げられていますので、あの哀しくも幸せだった物語全てに対する復習・思い出用
として持っていても全く損はないと思います。
タイトルこそ「土方歳三最期の一日」ですが、土方ファンだけでなく、全ての
大河「新選組!」ファンにオススメの一冊です。
じぶんの詩-A BEAUTIFUL DAY
このCDは、佐野元春プロデュースでぐっさん(山口智充)のレギュラー番組から生まれたデビューシングルです。まず1曲目は、エディタレビューで佐野さん自身からのライナーノートからわかるように、世の中で日常の出来事を踏まえて頑張っている人達に向けての応援ソングです。さて2曲目のカップリングですが、ぐっさんのカバーで、元春の80年代の名曲「グッドバイからはじめよう」が収録されています。オリジナルを歌う佐野さんとはまた違った印象を受けるぐっさんの歌唱力がとても素晴らしいです! ちょっと切ない感じの曲ですが、歌詞に「終わりははじまり」とあるように、別れがあるのはつらい事だけどそれで終わりじゃない、新しい出会いがあるじゃないか!と改めて決意を感じさせる事ができる曲だと思います。2曲ともおすすめの曲なので、色々な世代の人達に聴いてもらいたいです!
それでもボクはやってない スペシャル・エディション(2枚組) [DVD]
私達一般人が裁判に参加するいわゆる「裁判員裁判」開始を来年5月に控えて「痴漢冤罪事件」というメッセージ性の強い題材を今、映像化したことはとても意義のあることだと思います。
余計なものは一切拝して脚本と役者、リアルなセットだけで勝負!という感じも伝わってきます。
映画といえば音楽と言えるほど背景に流れる音楽は映画にとって重要ですが、本作ではほとんどそれがなく、徹底してストーリーを追っていきます。
音楽の重要性を否定はしませんが、本作においては物語に引き込まれる一因になっているのではないでしょうか。
また演出やカメラワークも凝ったところがなく、それが「これを伝えたいんだ!」という明確な監督の意思表示にも感じられました。
なんの変哲もないただの日常を過ごしていただけなのに裁判沙汰に巻き込まれてしまう、特に男性には起こりうることです。
その「身近な恐怖」を感じました。
この「スペシャル・エディション」では特典ディスクと「刑法・刑事訴訟法ハンドブック」が付いています。
特典ディスクではアメリカ人レポーターが痴漢の実態を探るべく東京を歩きますが、それによると痴漢は日本特有の犯罪で痴漢を表す英語は存在しないようです。
メイキング「周防正行、裁判を撮る」では周防監督の本作への意気込みが感じられて興味深い内容になっています。
また「周防正行日本あっちこっち」では160分にもわたる周防監督の密着ドキュメンタリーが観られるのでファンの方には「スペシャル・エディション」をお勧めします。
はやぶさ/HAYABUSA デラックスBOX〔初回生産限定〕 [Blu-ray]
はやぶさが大気に突入して美しい軌跡を描きながら空に散っていった様に感動した人なら、この人間ドラマも等しく心に届くだろう、いい映画だ。1つの目的に向って様々な人が自己の職責を果たしながらプロジェクトが動いてゆくのは観ていて気持ちがいい。特に、打ち上げの時に皆が空を見上げ、あるいは管制室で皆がスクリーンを見つめてはやぶさの挙動に一喜一憂する。そういう皆の心が1つに合わさる場面がそうだ。
特典映像で本編登場人物のモデルになった方々を拝見したが、なるほど風貌や雰囲気をよく捉えている。しかし、演じる俳優さん達の個性と役作りの上での創作は十分見てとれるのだから、本編映画を「完コピ」と称する必要はない。敢えて言えば「カヴァー」だろう。ベースがあるとはいえ、竹内結子演じる水沢恵は創作されたキャラクターでもあるし。理系の人なら、こういう眼鏡の女子はいる、と思う人が多いのでは。
はやぶさプロジェクト関連の実写映画3本のうち、他の2本に約半年も先行して公開され、そして今パッケージがリリースされただけでも殊勲ものだ。だからといって本編も特典もやっつけ仕事ではない。そのスピード感に星1個プラス。