インディ・ジョーンズ コンプリート・コレクション [DVD]
いまさらインディ・ジョーンズという気もしないではなかったが、「クリスタル・スカルの王国」を見て、さすがはスティーブン・スピルバーグ&ジョージ・ルーカスと感心した。我々が求めているものをちゃんと分かっているのだ。ハリソン・フォードの安定感と製作陣の抜群のバランス感覚で、見事にシリーズを復活させた。
年齢を感じさせないハリソン・フォードはもちろん、カレン・アレンも相変わらずチャーミング。シャイア・ラブーフは「トランスフォーマー」の線の細いイメージが強かったものの、意外に男っぽくて適役。そして最近では「バベル」が印象深いケイト・ブランシェットが、クールな役かと思いきやボケまでこなす味わいのある演技をしていて、助演女優賞モノである。
贅沢な素材をあっさり味付けし、「もう少し食べられるかな」というくらいの量に抑えた見事な出来。シリーズを振り返ってみると、製作時の時代背景が思い起こされ、コンプリート・コレクションで購入したのは大正解だった。
ジョン・ウィリアムズ・グレイテスト・ヒッツ 1969-1999
私が映画を観始めた70年代、映画音楽の作曲家として有名だったのは、ニーノ・ロータやフランシス・レイ、それにヘンリー・マンシーニといった人たちであった。ただ、当時は、映画ソフトの商品化とか、シネコン、レンタルショップ、有料放送の浸透とか、今日の様に映画が身近なものになった時代ではなかったので、彼らの曲たちは、まずはCMやTVの中で使われるBGMとして触れる事が殆どだった。それから30余年、ジョン・ウイリアムズは、「映画音楽」を明確に音楽のひとつのジャンルとして普遍的に認知させた功績者であり、恐らく、一般的に、現在最も著名な映画音楽作曲家であろう。
このアルバムは、正にウイリアムズの代表的な楽曲が集められた作品、そのディスコグラフィーが、そのままこの間のハリウッドのビッグ・バシェット映画の歴史に重なると思えてしまうほどの壮観さでヴォリューム満点だが、その中に、スピルバーグの劇場用映画デビュー作の「続激突・カージャック」やロサンゼルス五輪のファンファーレが収録されているのがちょっと嬉しい。
ただし、今アルバムは、ウイリアムズが率いたボストン・ポップス・オーケストラを始め、客演指揮者として招かれた各交響楽団による演奏集。「JAWS」の腹の底から突き上げられるズシンとした威圧感や「1941」の豪放な効果音は聴けず、飽くまでサントラのオリジナルの音源を味わいたい人には物足らないかも知れない。
それにしても、前述の3人に代表される様な甘美で繊細な映画音楽のスコアって最近めっきり聴かなくなったなぁ。
インディ・ジョーンズ/ クリスタル・スカルの王国 スペシャルコレクターズ・エディション 【2枚組】 [DVD]
ずっと見続けてやるぞ、と決意を固める作品。
ダンデイでお洒落で肉体派でB級なインデイ。
これまで、コネリーから、ジュニアと言われ続けていたインデイですが、
本作品では父親。
自分の子供になら、学校行って、勉強して、卒業しろ、も当然かと思う。
これからも、いろいろ混ぜこぜでもいいところがB級風味の強み。
矢でも鉄砲でも、すでにもってきてるので、エイリアンでもダースベイダーでももってこいと
言ってしまいそうなシリーズ。
上出来。
インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 オリジナル・サウンドトラック
メインの旋律はヒロインで決まるようで、この作品でカレン・アレンも復帰しているので1作目の「レイダース」の影響をかなり受けています。1作目の時はまだ大学生でした、今やメタボな中年おやじに・・・。ハリソンにあやかりたいですねぇ・・・。