幻獣の国物語 (11) (ソノラマコミック文庫)
週刊少年ジャンプの打ち切り作品的な、
『オレ達の戦いはこれからだ!!』ッポイ終わり方ですが、
記憶が確かならば、
連載していた雑誌が廃刊になった のと、
作者がチーム制で描いてた事からくる不和や意見の相違からくる限界で、
このような尻切れトンボな幕切れを迎えたのではなかったでしょうか?
縦横無尽に張り巡らされた伏線は回収された物の方が少なく、
寧ろ、作者の考えの中では(あくまでも私の想像ですが)ここまでの連載で「起承転結」の、「起」の部分だったのではないかと思っています。
その後に小説として1巻だけ出ていますが…
こちらもその後、出版されていません orz
それでも星を5個着けた理由は、
しっかりと作られた世界観。
際立ったキャラクター。
骨太なストーリー展開。
などの、率直に
「読んで面白かった!!」
という理由からです。
できれば猫十字社さんには、続きを「漫画」で描いて欲しい所です。
…多分、無理でしょうけれども…
幻獣の國物語 全11巻セット (ソノラマコミック文庫)
12年に一度開く幻獣界の門を通り、両親の故郷、フィローンに来た夏芽。
しゃべる猫のラーオと夏芽は、家族とはなれて幻獣の国を観光旅行へ。
その矢先。侵略戦争に巻き込まれ、フィローンに帰れなくなる。
魔法もありファンタジーなのだが、空飛ぶ戦艦など、メカニックでカッコイイ。
登場人物もそれぞれ魅力的で、目が離せません。
早く弟二部が読みたいです。