GREATEST HITS ~ BEST OF 5 YEARS ~ (初回限定盤)
SADS、特に清春は、黒夢時代から頑なに「ベストアルバム」を拒否してきた(黒夢のベストは、権利を有する東芝EMIが独自に出したもの)。その清春がベストを出す、心境の変化は何ゆえか。
ただ、日本のロックの中で、貴重な1枚であることに異存はない。狂暴で、淫らで、純粋。少しでもロックを愛するなら、逃すべきではない。
アロン(初回生産限定盤)(DVD付)【ジャケットB】
おお黒夢だという感じでした。当たり前だけど。
またまた、複数パターンでのリリース。意地でも1ケしか買わないぞ。
で、今回はBです。
PVと悩んだけど、新宿観たかったので。
新宿は、ああ、こんな感じだったのだ。と、田舎モノにはありがたい。
頭上の街がカッコよく。
リアル 7 (ヤングジャンプコミックス)
いろんなマンガを手に取っては数回読み返して手放してきましたが、
この本は数少ない手元に置いておきたいもののひとつです。
何といっても、様々な現実に打ちのめされ、徐々に克服していく人物の
描写がすばらしいです。一見自分とは関係の無いようなキャラクターにまで
感情移入してしまい、胸が揺さぶられてしまいます。
中でも野宮が現実から逃げようとしているだけだと指摘されて嘆くシーン、
戸川の涙の告白のシーン、高橋が父に思いをぶつけるシーン、
この部分は何度読み返してもジーンときます。
ヤンジャン本誌でもストーリーを追いかけていますが、最近の高橋の姿勢の変化、
そして7巻末で予告された野宮の立ち直り、今後とも目が離せません。
不定期連載+年1巻発行のスローペースではありますが、今後ともずっとストーリーを
追っかけていきたい物語です。
読んだ後、なんだか前向きになれる、ビタミン剤のような物語でもあります。
ならざき清春透明水彩画集―おだやかな風が吹くとき
待望の画集第2弾、さっそく購入し前作同様眺めて癒されています。
ならざきさんの手にかかると、何の変哲もない見慣れた景色が、心にしみ込む懐かしい風景に変貌します。自然や人物、動物たちを見つめる目に優しさを感じて心が暖まります。
今回は北海道や外国の風景も加わり、その様々なおだやかな風を捉えて私たちに伝えてくれています。
また、愛用の道具も公開し、何点かには制作プロセスも示し、色や筆の使い方に触れています。どのようにこれらの素敵な作品が生み出されるのか、その秘密を惜しみなく解き明かしてくれて、感激です。でもなかなか同じようには描けないのですが…。
絵に添えた文章も紀行文として味わい深く、水彩画ファンだけでなく全ての人に薦めたい作品集です。