アイ・フィール・ライク・プレイング(初回限定盤)
ここ1〜2年はアル中問題やた離婚問題など音楽以外の話題が先行していたロニー
ですが、今年の春にラジオDJ(ロニーのサイトで聞くことが出来ます)、夏にフェ
イセスの再結成ライブ、そしてこの秋に今回のソロの新作が出たということで、
完全復活というところでしょうか。
前回のソロアルバムは渋すぎるというか重い感じの印象すら受ける作品でしたが、
今作はいい感じに力が抜けているというか味わいのある、いつものロニーらしい
内容で、1、3、4枚目のソロアルバムと雰囲気が近い感じです。
軽快なロックナンバーでアルバムが始まるかと思いきや、1曲目がバラード、2曲
目がレゲエと意表をつく展開でしたが、バラードは枯れた感じがよく出ていて、
レゲエもロニーの声とあっていて格好よく決まっています。
そして3曲目は切ない感じのメロディが最高のロックナンバーで、ここまで聞いた
時点で買ってよかったな〜という感じです。
ちなみに、ギターのリフが格好いいロックナンバーの5曲目はロニーのサイトで
視聴できるので、興味のある方は是非。
今回、スラッシュが5曲ほど参加していますが、元ガンズだったらイジーのほう
がスタイル的にはあっているよな〜と思ったのですが、スラッシュのギターもと
てもよくマッチしていて、こういうルージーな感じのロックにもあわせられるん
だなとスラッシュのギタープレイの幅の広さを感じました。(ちなみにスラッシュ
とはガンズ以前からの古いつきあいらしいです。詳しくは日本盤の解説、レコード
コレクターズの10月号の記事にあります)
来年はストーンズの新作レコーディング、ライブツアーという噂があがってきて
ますが、ストーンズのレコーディングに入る前にロニーのソロライブを日本で見
れたら嬉しいな。
ユア・アンダー・アレスト
75年に薬物中毒と交通事故で折った股関節の痛みのために活動をやめたマイルスは、奇跡的にも81年に復活してきた。
「おれがどれだけすばらしいサウンドを作っても、みんなは”プリ〜ンス”というんだ」------------------------------------
元々「On The Corner」を作ったときに、ストリートキッズに踊ってもらいたい、
といっていたマイルスだが、あの複雑にリズムが変化していくアルバムではキッズも踊れなかっただろう。
復活してきたマイルス自身がジェラシーを燃やしていたのは、プリンスとマイケル・ジャクソンだった。
「やつらのコンサートにはなんであんなに人が集まるんだ」とつぶやいていたマイルスだが、
このアルバムのジャケット写真をみても彼らを強く意識しているのが伺える。
ここには、マイケルの「Human Nature」とシンディー・ローパーの「Time After Time」が収録されている。
発売されたときには、POPSに阿った陳腐なアルバム、と酷評された。
だが、50年代のマイルスの甘く切ないバラードは、フランク・シナトラを強く意識して吹いていたもので、マイルスにとってPOPミュージックは昔から馴染みのあるものだった。
確かにアルバムとしての完成度は高くないかもしれないが、マイルスというミュージシャンを知るためには貴重な一枚だ。
ちなみに、マイルスの墓標には「Time After Time」のメロディーが刻まれている。
未来は、えらべる!
「自分らしさ」というテーマを追いかけてきました。
ゴードン・ストークス氏のスリーインワンに出会い、マイク・マクマナス氏のソースに出会い、本田健の幸せな小金もちに出会い、そしてバシャールと出会った。
そこには「ワクワクすることをしよう」というテーマが流れている。
そして「観念」をいかにして変えるかということの大切さを説いている。
今まで探求してきた道の総決算が本書である。
バーシャールが何者であるかは、僕にとってはどうでもいいことです。
本田健さんのするどい質問がバシャールの的確な答えを引き出しています。
その対話の中から自分が何に気づき、何をするのかが大切なことです。
読書後「未来を、えらべる!」と確信しました。
未来はやっぱり明るいよ!
ウォール街 (特別編) [DVD]
今年日本で公開された『ウォール・ストリート』の前作に当たるものだが、やはり父と息子の関係がクローズ・アップされている。
しかも、チャーリー・シーン(息子)とマーティン・シーン(父)は、実の親子でもあり、演技が生々しい。
実生活でもリベラル派であるマーティン・シーンが、チャラ男の息子に向かって「金は厄介だ。生きていく分だけあればいい」と言い放つセリフにはシビレる。
全体的な完成度の高さでは、断然『ウォール街』に軍配があがるのは否めない。
ゴードン・ゲッコー役のマイケル・ダグラスも、この作品でアカデミー賞主演男優賞を受賞している。
冒頭から若さと勢いに満ち溢れた、ヒューマン・ドラマである。
The Very Best of Daryl Hall & John Oates
ちょうどアマゾンでこのホール アンド オーツのベスト版を探していたらなかなかいい値段ででていたので買ってみました。
国内で販売しているベスト版は曲数も少なく、聴きたい曲も抜けていたことからこれを購入してみましたが、当たりでした。
曲数も多いので車の中でBGMとして流していてちょうどいいくらいの長さです。昔聴いたことがある曲が多いので懐かしさもいっぱいです。