イエスが愛した聖女 マグダラのマリア
聖書学に少しばかり携わる者として、
初期キリスト教が、
決して一枚岩ではなく、
それどころか、大変に多様な思想運動であったこと、
そのことを知るきっかけとなる
ひとつの書としてお勧めします。
タイトルは、
まったくよくないのですが…
この手のものを
「異端」の書だとか、
決め付けないこと、
キリスト教の多様性の中で、
きちんと位置づけることが
必要と感じている方は、
いちど読んでみてください。
同時に
河出から出ている
『マグダラのマリアによる福音書』も
あわせて読まれることを
お勧めします。
エディット・ピアフ
美輪明宏さんのコンサートを見に行った時、「エディット・ピアフは凄い歌い手」と説明され、ピアフの代表曲やシャンソンを何曲か歌っていた。
正直、その時は初めてシャンソンを聴いたので、何がなんだかさっぱりわからなくて、「一人ミュージカル?」と思ったのだが、凄いというピアフはどんなものだろうかと興味が湧き、このCDを購入してみた。
これを聴いてステージでの歌が表現していたものや、シャンソンというジャンルが少し解った気がした。
一度や二度ではわからないかもしれないが、何度か聴いてみると、癖になる音楽だと思う。
0079-0088
原曲に思い入れのある方からは辛口な評価になっているようで…何事もオリジナルを越えるというのは不可能に近いと思うので致し方無いところなんでしょうか。
リアルタイムでファーストガンダムにはまったわけでは無い私にとっては
正直言って常々原曲のアレンジの古感が気になっていたので(楽曲の問題ではなく単に時代性によるものでしょうが)今回のカバーには期待していました。
それでも「哀・戦士」はこれといって特筆するような点も無いかな・・・と思いつつ、「めぐりあい」には痛く感激しました。オリジナルとは異なる魅力に溢れていて、個人的にはこれは名アレンジだと思います、シャアの心の中にある深く激しい慟哭がダイレクトに伝わるようです、そしてあの台詞…たまりませんねぇ、曲調と相俟って胸をえぐられる想いです。ただGacktさんの歌声には古谷さん演じるアムロの声のほうが<全く異質の声>という点でよりお互いが際立つかな、とは思いました。
しかしながらGacktさんにはまた機会があれば書き下ろしでガンダムの音楽を担当していただきたいものです。世界観がよくマッチしていると思うので。
イエスの生涯 (新潮文庫)
私の以前からの考察テーマでしたがこの書を読むことでより謎が深まった気がします.しかし夜明けが最も暗い闇の直後に訪れるように,より深まった謎は必ず明けてゆくものであると信じますし,良い意味でこの書は私の悩みを深めてくれました.浅学なもので遠藤氏がカトリック信徒であることさえ存じませんでしたが,小説家ならではの新約聖書の読み解き方,感嘆いたします.続編の“キリストの誕生”も素晴らしい書でした.
愛の十字架 ドイツ語版
Die Autorin schreibt: 'Jeder Mensch muss gerettet werden.“ Gleich ob man sich dessen bewusst ist oder nicht, so wollen alle Menschen gerettet werden und leben mit diesem Ziel. Aber was ist 'Erl'sung“? Es ist 'Liebe“. Menschen sehnen sich nach Liebe und m'hen sich ab, um sie zu bekommen. Menschen, die Geld und Macht begehren, unterliegen der T'uschung, dass sie dadurch 'Liebe“ finden k'nnen. Aber 'Liebe“ kann nicht gefunden werden, solange man das Wesen der 'Liebe“ nicht versteht. Wenn man auf eine solche Weise versucht, Liebe zu finden, wird man stattdessen in den Untiefen der Einsamkeit versinken. Einsamkeit ist das Gef'ngnis der Seele. In den kleinen K'rpern aller modernen Menschen ist eine einsame Seele eingesperrt. Wenn man Liebe versteht und die Seele befreit, ist das die 'Erl'sung“. Aber die Autorin legt auch dar, dass diese 'Erl'sung“ eine T'r sei, die sich 'jenseits des Leidens 'ffnet“. Diese T'r 'ffnet sich, wenn man die Liebe und den Tod Jesu, der das Kreuz auf seinen Schultern trug, versteht. Dieses Buch ist gleichsam eine Art 'Schl'ssel“, der diese T'r 'ffnet.