旧約聖書入門―光と愛を求めて (光文社文庫)
聖書って、世界の多くの国で読まれている物語なのに、わたし達日本人にはあまり馴染みがないですよね。旧約聖書となるとなおさらです。そんな聖書の内容を噛み砕いて分かりやすく教えてくれる本だと思います。
ただ、作者の考え方(宗教観)が強く反映した内容でもあるような気がします。私はどちらかというと、旧約聖書を読んでその時代のことや、主要宗教の起源(?)を知るキッカケになれば..という“歴史的書物”として聖書に興味をもったので、作者の宗教観に戸惑いを感じるところも多々ありました。
どの解説本にも言えることですが、おおよその内容を理解して、さらに詳しく突き止めていきたい!となれば、原本を読むしかないです。自分なりの宗教観や歴史的な興味をもって旧約聖書を読まれる方は、多少苦労してでも旧約聖書そのものを読んだ方が、自分なりの解釈ができておもしろいかもしれません。
丘の上の邂逅: 三浦綾子生誕90周年記念出版
最初に三浦女史の本を読んだのは10代の頃で、かなり昔のことになる。キリスト教に関する著作が最初だったと思う。
当時は私も旭川に住んでいて三浦女史もご存命であった。
会って話してみたいと思っていたが、諸事情でお会いすることはなかった。
当時、彼女の小説やエッセイなど色々読んだが、小説やエッセイを2度読む性格ではなかったので、その後、長らく彼女の著作に触れる機会はなかった。
たまたま書店でこれまで本にされなかったエッセイが本書として出版されているのを見て、なつかしくなり購入して読んだ。
若いときの彼女のエッセイへの印象は直裁的かつ日常的な視点という印象だったと思う。
今、改めて彼女のエッセイを読んでみて当時の印象は外れていたわけではないが、見方が浅かったことを認識させられる。
彼女はキリスト教徒であり、視点の基本としてキリスト教的価値観が生きている。
小さな花に感動できる、小さなできごとに深く思いをめぐらす、彼女のエッセイの筆致は決して美麗でも詩的でもないが、やはり背景にキリスト教に培われた深い視線と思索が感じられた。
三浦氏のエッセイが好きな人は一読の価値があると思う。
おねがい☆ティーチャー ドラマアルバム Vol.3「みずほ先生でばかぁん」
大好評のラジオドラマ+未放送オリジナルドラマを収録したドラマアルバム第3弾!
ラジオドラマの舞台はテレビ最終回の後。様々な苦難を乗り越えて、やっと本当の夫婦になったみずほ先生と桂だが、2人を待ち受けていたのは以前にも増してドタバタな日々。前巻の最終話で2人の結婚を知った漂介や小石たちがやっかみ半分、面白半分で何かとちょっかいを出してきて、振り回されるみずほ先生と桂が笑える。
しかし、ちゃんと2人のラブラブ&ムフフな場面も用意されている。
なお、苺が大変身するエピソードは、ナイター中継のあおりで関東地区では放送されなかったいわくつきのもの。口惜し涙を流した方はぜひ聞いていただきたい。これだけでも買う価値は十分!
おねがい☆ティーチャー みずほ先生のはちみつ授業 ドラマアルバム Vol.1 「みずほ先生にドッキリ」
ヒロイン・風見みずほ先生が自ら(笑)DJをつとめるラジオ番組『おねがい☆ティーチャー・みずほ先生のはちみつ授業』内でオンエアされたミニドラマを収録している他、オリジナルミニドラマも収録!
ミニドラマの脚本はTV同様黒田洋介氏が手がけている。
キャストもみずほ先生&草薙 桂に加え、縁川小石・水澄 楓・森野 苺・間雲漂介・四道 跨といったメインキャストが登場。また、オリジナルドラマには桂の叔母・江田島このはが登場する。
宇宙人のみずほ先生ならではのトンチンカンな言動とそれにあたふたする桂、苺の冷静なツッコミ、漂介の暴走など、TVや連載漫画ともまた違う「おねてぃ」が楽しめる。
ラジオ番組は一部地域でしかオンエアされていないため、涙を呑んでいる方はもちろん、!!まだ聞いたことがない方にもお勧めの品。