男の作法 (新潮文庫)
書かれた時期は昭和50年代ということで一昔前の感じがしますが、内容的には今でも十分通用すると感じました。
男としてどのように振舞うべきかということが場面ごとに述べられており、分かりやすかったです。
筆者独特の言い回しでが心地よく感じてきて、さっと読んでしまいました。
大人の流儀
毎年、新聞に掲載される伊集院さんの新社会人向けメッセージを楽しみにしています。
もうすぐ4月。大人として生きねばならない者たちの心に染みる文章を目にする日が待ち遠しいです。
サントリー、ナイスな心意気です。それに応えるいい文章を伊集院さんが毎年、書いています。
互いに勝負している感じ。
それに比べれば、本書に収録されたエッセーの中には「締め切りに追われて書いた」感のある原稿も多く含まれています。
思考が練り上げられていないというか、深みがないというか。
一本一本の原稿の出来にムラがあるのです。
でも、そんな揺らぎも含めて伊集院静なのではないかと思っています。
明らかに長打コースの文章もあるし、感情が先走っていてファールフライに終わった文章もある。
それでも一冊の本にまとまれば、2割5分ぐらいのレベルには達していると感じます。
本書に限れば、決して3割ではないし、社会人向けメッセージのようなホームランでもないけれど。
所々、言葉としての痛烈なクリーンヒットがあるので、やはり読まずにはいられない。
含蓄のある言葉が詰まった、あるいはハッとする視点だらけのエッセーはかえって疲れます。
本書は1人の大人が発した「つぶやき集」です。それでいいじゃないですか。
ミスター麻雀 小島武夫五番勝負 ~其の四 雀豪編(1) 無敵の金剛力三人~ [DVD]
伊集院静、風間杜夫の2氏の強さはプロに匹敵すると書いても何ら差し支えないでしょう。このDVDはたった半荘1回ですが、その強さの一部を十分に知ることができると思います。
ただ、2人に撮影しているという自覚がなさすぎるのが非常に残念なので、星1つ減点させていただきます。
ツモった牌をすぐ(視聴者に見せることなく)ツモ切りする、危険牌をツモったので(視聴者に見せることなく)すぐ裏返してしまうのは論外ですが、2牌を持って右端でカチャカチャするのは普段の対局としてもマナーが悪いと思います。その点、小島氏と前原氏のプロ2人はマナーが良かったですね。当たり前と言えば当たり前ですが。
初戀(初回) (CD-EXTRA仕様)
ake-kazeを聴いてファンになり、今までこの方のCDはほとんど買いましたが、その中でもこのCDはお気に入りです。
押し付けがましくないんだけど、力強くて存在感のある歌声はいつ聴いても飽きがこない。アップテンポな「花結び」や「十二単」のような深い曲まで様々あるので、林明日香さんを知りたいならこのCDを買うのも一つの手かと。
(それか「咲」もオススメします)
千思万考
TVでの同名コーナーを見る度、人名等を間違える・
終始論理が抽象的で不明瞭とモヤモヤさせられる為
正直全く期待はしていませんでした。
ですが本にすると実にきちんとまとめられているのにびっくり。
まあ元が評価低かったので、補正して★3つ。
黒鉄さん、TV苦手なのだろうか・・・あのコーナーはマイナスの
宣伝効果になってるとさえ思いました。勿体ない。